テア・シュテーゲンの長期離脱でノイアーのドイツ代表復帰説が浮上 決断の期限は来年春か

代表チームでのテア・シュテーゲン(右)とノイアー(左) photo/Getty Images

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代表チームにも大きな痛手

バルセロナのマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンは、背中の手術を受けることを自身のSNSアカウントで発表した。復帰までには最低でも3カ月を要すると見込まれている。

バルセロナでレギュラーの座を失ったテア・シュテーゲンにとって、この時期に長期離脱を強いられることは大きな痛手だろうが、それは昨年代表引退を宣言したマヌエル・ノイアーの代わりとして彼をゴールキーパーの1番手に据える方針を既に表明しているドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督にとっても同じだろう。

無事に復帰できたとしてもバルセロナで出場機会を得られるか分からないテア・シュテーゲンを正ゴールキーパーとして固定し続けることは、来年の北中米ワールドカップで優勝をめざすドイツ代表にとって大きなリスクとなりかねない。
そのため、ドイツ紙『Sport Bild』によれば、ドイツ代表のチームスタッフの間ではノイアーに代表復帰を要請すべきではないかとの意見が出始めているという。ノイアー自身も代表復帰の可能性を否定しておらず、ナーゲルスマン監督から連絡があれば応じる方針であるとされることから、来年春頃のテア・シュテーゲンの状態を見て決断することになるだろうとも同紙は伝えている。

また、元ドイツ代表のローター・マテウス氏もテア・シュテーゲンの状況を危惧している。同氏は『Sport Bild』の取材に対して以下のように語っている。

「テア・シュテーゲンには今年予定されているワールドカップ予選6試合に出場できない可能性がある。彼はなるべく早く健康を取り戻す必要があるし、移籍先を見つけて出場機会を確保しなければならない。彼が来年のワールドカップでプレイできるかどうかは定かではない。彼を獲得するための資金を持っているクラブがあるのかも分からない。状況は非常に難しい」

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