最前線にいるかいないかで大違い? チェルシーに帰ってきたN・ジャクソンがもたらす影響 「ディフェンダーにとって悪魔のような存在になれる」

チェルシーに帰ってきたN・ジャクソン photo/Getty Images

トッテナム戦で復帰

プレミアリーグ第30節のトッテナムとの試合で1-0の勝利を飾ったチェルシー。再びCL出場圏内の4位へと順位を上げたが、シーズン終盤戦で頼りになる男が帰ってきた。ストライカーのニコラス・ジャクソンだ。

今シーズンリーグ戦24試合で9ゴール5アシストを記録するジャクソンはこの試合で2カ月ぶりとなる復帰を果たしたが、英『Daily Mail』は「ニコラス・ジャクソンがチームに加わったことでチェルシーはまるで別のチームになった」と綴り、同選手の存在はいかに大事かを言及している。

「チェルシーの混乱の立役者ニコラス・ジャクソンが前線に復帰したことから、観客は何が起こるか分かっていた。彼はハムストリングの負傷から復帰し、過去2か月間欠場していたが、ゴールは挙げられなかった。しかし、チェルシーの先制点では、彼は縁の下の力持ち的な役割を果たした。ファン・デ・フェンが彼の存在に気を取られていたため、エンソ・フェルナンデスがフリーでヘディングシュートを放つことができたのだ」

「しかし、得点こそ挙げなかったものの、ジャクソンは、執拗なランニングからボールキープ、サイドへの展開など、なぜディフェンダーにとって悪魔のような存在になれるのかを証明した。チェルシーはジャクソンが加わると、はるかに脅威的になる」

ジャクソンが離脱中はクリストファー・エンクンクが最前線に入っていたが、その間チェルシーはリーグ戦2勝3敗と負け越していた。そんななか、迎えたトッテナム戦でゴールこそなかったジャクソンだが、決勝点となったエンソ・フェルナンデスのゴールはニアでジャクソンがマークを惹きつけていた点も大きい。

ポストプレイだけではなく、飛び出しも絶妙なジャクソンと対峙するディフェンダーは裏へのケアにも注意が必要で、一瞬の隙が得点につながる可能性がある。そのため、ジャクソンが最前線にいるということは相手にとってこの上なく厄介になる。

エンツォ・マレスカ監督の下、着実な成長を見せ、CL出場権が十分に狙える位置にいるチェルシー。シーズン終盤で頼もしいストライカーが帰ってきたが、今季の目標の1つであるCL出場権を獲得できるだろうか。


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