現代では少なくなった“ピルロ型アンカー”に インテルを支えるチャルハノールの進化

インテルでプレイするチャルハノール photo/Getty Images

攻守両面で欠かせぬ存在に

昨夏に中盤の要でもあったマルセロ・ブロゾビッチを手放したインテルは、中盤の底にハカン・チャルハノールを起用している。ブロゾビッチとはタイプの異なるアンカーだが、この抜擢は大正解だ。

若い頃のチャルハノールは攻撃的なポジションでプレイする選手だったが、今はその特性を中盤の底から活かしている。守備意識は確実に高くなり、自慢だったキック精度を活かして長短のパスでチャンスメイクできている。ブロゾビッチの穴を感じさせないパフォーマンスだ。

ユヴェントスやインテルで活躍した元イタリア代表のマルコ・タルデッリ氏は、その姿に元イタリア代表MFアンドレア・ピルロを重ねる。現代ではフィジカル自慢の選手がアンカーに入るケースが増えているため、チャルハノールのようなタイプは少々珍しいか。
「アンチェロッティがピルロをディフェンスラインの前にコンバートさせたときと似ているように感じる。インザーギはチャルハノールに対しても同じことをしたんだ。この時代ではますます稀になったタイプで、先日のユヴェントス戦でも私が大好きなタイプのサッカーを見させてもらった。チャルハノールは、フランチェスコ・トッティ、ロベルト・バッジョ、ジャンニ・リベラなどと同じように、並外れたプレイを普通に見せてくるね」(伊『Internews.it』より)。

ピルロもデビュー当初はファンタジスタと呼べる小柄な攻撃的MFだったが、アンカーへのコンバートで新境地を開いた。チャルハノールもアンカーとして長く活躍できる可能性があり、このコンバートで選手キャリアが長くなるかもしれない。攻守両面で今のインテルには欠かせない中盤のキーマンだ。

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