ユルディズ、ギュレルらトルコに揃う魅惑の“18歳カルテット” 数年後のトルコは危険なチームになるかもしれない

ユヴェントスではユルディズが出番を増やしている photo/Getty Images

すでにA代表で活躍する者も

今サッカー界でトルコ出身のアタッカーが注目を集めている。数年後が楽しみな2005年生まれの『18歳カルテット』が頭角を現しているのだ。

ユヴェントスでは、18歳のFWケナン・ユルディズが出番を増やしている。前線でフェデリコ・キエーザとポジションを争う存在となっており、緩急をつけたドリブルなどキエーザに負けぬセンスを感じさせる。185cmとサイズもあり、すでにユヴェントスで主力の1枚となっているのは心強い。

トルコ代表でもデビューを済ませており、今の活躍ぶりならば今夏のEURO2024でもメンバーに入ってくるはずだ。
中盤では、ついにレアル・マドリードでデビューを果たした18歳の攻撃的MFアルダ・ギュレルだ。国内の名門フェネルバフチェでプレイしていた頃より天才肌のMFと評判で、エレガントなスタイルから元ドイツ代表MFメスト・エジルと重ねる声もあった。

レアルに移籍した今季は負傷で前半戦を棒に振ったが、今月6日に行われたスペイン国王杯・3回戦のアランディナ戦でデビュー。こちらもユルディズと同じくA代表デビューを済ませており、早くも主力候補だ。

ドイツ2部のニュルンベルクで奮闘しているのは、2列目から最前線までこなす18歳のFWシャン・ウズンだ。今季はドイツ2部でここまで6ゴール、さらにDFBポカールでも3ゴールを挙げる活躍を見せている。A代表はまだだが、世代別代表ではプレイしている注目の若手だ。

トルコ国内では、名門ベシクタシュでセミフ・クルチソイ(18)がブレイクし始めている。昨年12月より出番を増やすクルチソイは、ここまでリーグ戦8試合に出場して5ゴール1アシストを記録。センターフォワード、両サイドのウイングに入ることができ、世代別代表でもU-17トルコでは13戦9ゴール、U-19のカテゴリーでも6戦5ゴールと結果を出している。

彼らがこのまま順調に育てば、恐怖のカルテットが誕生するかもしれない。同じ2005年生まれの世代にこれほど逸材が揃うのも珍しく、トルコは危険なチームとなりそうだ。

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