野戦病院状態+ソンやビスマも1月に離脱 緊急事態のトッテナムが冬に狙うのは誰だ

ポステコグルー監督にとっては頭が痛い photo/Getty Images

補強が必要なポジションがたくさんある

現在、10名以上の選手が離脱しているトッテナム。先日は復帰したばかりのMFロドリゴ・ベンタンクールが再び負傷離脱するなど、好調だったチームには不運な負傷の連続によって急ブレーキがかかってしまった。

先日、新テクニカルディレクターにヨハン・ランゲを迎えたトッテナムは、1月の移籍市場で積極的な戦力の補充を行うであろうとみられている。負傷者の多さに加え、1月になればキャプテンのFWソン・フンミンがアジアカップで、MFイヴ・ビスマやMFパプ・マタール・サールはアフリカ・ネーションズカップでチームを離れてしまうためだ。

では、誰を獲得するつもりなのだろうか。英『football.london』は考察を交えていくつかのポジションの補強を予想している。
まず優先すべきとなっているのはセンターバックだ。ミッキー・ファン・デ・フェンは1月に戻る予定だが具体的な時期はわからない。そこで候補となっているのはボーンマスのロイド・ケリーだ。彼の契約は今夏で終了する予定となっているが、ボーンマスではレギュラー格であり、新契約締結を試みるだろうと思われる。また、クリスタル・パレスのマーク・グエーイは長いことスパーズのお気に入りとなっているが、パレスが1月にグエーイを手放す可能性は低く、狙うのは来夏だろう。スパーズに限った話ではないが、優秀なCBを、しかも同じリーグから獲得するのはなかなか難しい。

ジェイムズ・マディソンが1月、ベンタンクールが少なくとも2月まで欠場、加えてビスマとサールが前述のように代表戦で離脱するミッドフィールドも人員が足りない。夏に移籍が噂されていたコナー・ギャラガーはチェルシーでほぼレギュラーとなっており、可能性は低そうだ。

現在、名前が出ているのはローマMFブライアン・クリスタンテ、アル・ヒラルMFルベン・ネベス、マンチェスター・シティMFカルヴィン・フィリップスだが、どの選手も決定的な解決策になるとは思えず、ここは難航するかもしれない。

フォワードにおいては、アル・イテハドでプレイできていないジョタが候補であると伝えられている。アンジェ・ポステコグルー監督とはセルティック時代をともにしており、旧知の仲だ。ポステコグルーのサッカーを熟知しており、ローンでの獲得を模索しているようだ。

そのほか、ユヴェントス所属のU-21イングランド代表FWサミュエル・イリング・ジュニオール獲得の線もあるという。

離脱者の多さで緊急事態となっているトッテナム。上位をキープするためにも戦力の拡充はマストだ。

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