ニューカッスルは象徴となるスターも育てたい 離脱者続出のなかチェルシー産19歳に集まる期待

カラバオ杯のマンチェスター・ユナイテッド戦でゴールしたホール photo/Getty Images

まだ218分しかプレイしていないが

ニューカッスルDFルイス・ホールは、チェルシーからローンで獲得された選手だ。しかし買い取り義務が付帯しているため、実質的にニューカッスルはホールを完全移籍で獲得したのと同じだ。

ニューカッスルは現在10名以上の選手が負傷離脱。加えてMFサンドロ・トナーリが賭博関与を咎められ今季は出場不可となっており、エディ・ハウ監督は人選に悩まされることになる。

そんななかホールを起用しないのかという声も挙がっているようだ。英『the Athletic』は、最終的に2800万ポンドの取引となるホールが未だ218分しか起用されていないことは議論を引き起こしていると伝えている。
同メディアによればホールはプロジェクトプレイヤーで、サイドバックへの移行途中でさまざまなポジションをカバーできるMFとして契約された。確立されたスターに大金を使うのではなく、自前でのスターの育成はニューカッスルがやらなければならないことの1つとして認識されており、そのために獲得されたのが一家揃ってニューカッスルの大ファンだったというホールだ。

ただしこのプロジェクトが成功するかには疑問がある。例えば今季リーグ戦では未だフル出場がない。カラバオ杯ではゴールを記録したが、今のところSBとしてバックアッパーの粋を出ていない。

チェルシーでは期待を集めたホールだが、ジョーディたちの期待を集めることができるだろうか。中盤でもプレイできるホール。離脱者続出のなか、存在感を見せるチャンスだ。

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