これ以上何をすれば…… ウェストハムで活躍のウォード・プラウズはイングランド代表にまだ入れない

ウェストハムで好調を維持するウォード・プラウズ photo/Getty Images

サウスゲイトは今回もヘンダーソンやフィリップスを招集

今月5日、イングランド代表メンバーが発表された。13日にオーストラリア代表と親善試合、4日後の17日にはEURO2024予選でイタリア代表と対戦するイングランドだが、今回のメンバーも賛否両論ありそうだ。

代表を指揮するガレス・サウスゲイトは、今回もマンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイア、アル・イテファクMFジョーダン・ヘンダーソン、マンチェスター・シティMFカルヴィン・フィリップスをメンバーに含めており、彼らはサウスゲイトお気に入りの選手たちだ。

ただ、3人ともクラブでの状況は気がかりだ。マグワイアとフィリップスはポジション確保に失敗しており、ヘンダーソンは今夏に欧州を離れている。代表経験豊富なリーダーの1人ではあるが、サウジアラビアに向かったヘンダーソンにいつまでこだわるべきかは意見が分かれるだろう。
特に中盤では、ウェストハム移籍以降2ゴール6アシストと大活躍のMFジェイムズ・ウォード・プラウズがメンバーに入っていない。ウォード・プラウズにとっては、再びの代表入りへこれ以上何をすればいいのか分からなくなっているかもしれない。それほどウェストハムでのパフォーマンスは高い評価を得ている。

具体的な数字では、ウェストハムで1位となるチャンスメイク数14回(プレミア全体では16位)、プレミア5位タイとなる3アシスト、プレミア13位となるインターセプト数11回など印象的な数字を残している(プレミア第7節消化時点)。攻守両面でウォード・プラウズの働きは見事と言える。

今回の代表メンバーでは、MF枠でデクラン・ライス(アーセナル)、コナー・ギャラガー(チェルシー)、トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)、ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)、ジェイムズ・マディソン(トッテナム)、フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)、そして前述のフィリップスとヘンダーソンが招集を受けている。

いずれもレベルの高い選手ではあるが、ウォード・プラウズはここに割って入れないのだろうか。代表選考は常に議論を呼ぶものだが、サウスゲイトの判断も毎回のように賛否が分かれている。

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