デ・ブライネ顔負けのゴールとアシストを魅せたアルバレス 司令塔不在の中で示す圧倒的存在感

1ゴール1アシストの活躍を見せたアルバレス photo/Getty Images

欲しい時に点をとってくれる選手に

マンチェスター・シティはチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第2戦でライプツィヒと対戦。連敗の中でも迎えたこの試合は、週末に控えるアーセナル戦のためにも勝って弾みをつけたい試合であった。

前半25分にFWフィル・フォーデンが先制点をマークし、幸先のいいスタートを切ったマンCであったが後半開始早々に同点ゴールを許してしまう。そんななかで、試合を変えたのが、79分から出場したFWフリアン・アルバレスだ。

今シーズンはFWアーリング・ハーランドの近くでプレイすることが多いアルバレスはこの試合もそのポジションでプレイ。84分には同じく途中出場であったFWジェレミー・ドクのパスを受けて、ノーステップから芸術的なシュートを叩き込んだ。
後半終了間際には、猛攻を仕掛けるライプツィヒの攻撃を交わし、ドクに絶妙なスルーパスを通し、ダメ押しの3点目をアシスト。試合終盤からの出場であったが、1ゴール1アシストの活躍を見せた。

芸術的なスーパーゴールや、カウンターからの絶妙スルーパスは現在、負傷離脱中のケビン・デ・ブライネ顔負けのプレイであり、フォーデンは『TNT Sports』にて「彼のゴールは魔法だった」と答え、ゲームを変えたアルゼンチン代表FWを絶賛した。

昨シーズンにマンCに加入したアルバレスだが、MFイルカイ・ギュンドアンやFWリヤド・マフレズなどスター選手揃いの選手層を前に出場時間を伸ばすことができなかった。そんななかでも、昨シーズンは、公式戦通算49試合に出場し、17ゴール5アシストを記録している。

デ・ブライネが開幕戦で負傷し、攻撃の主力選手たちが退団したなかで、アルバレスはマンCの攻撃を牽引している。

今シーズンは、12試合に出場し、6ゴール5アシストをマークしているアルバレス。持ち前の得点力だけではなく、チャンスメイクからのアシストが増えていることも今シーズンのアルバレスの特徴だ。

ウルブズ戦のスーパーFKに続き、この試合でも得点をマークしたアルバレス。デ・ブライネのようにチームが点を欲しい時にゴールやアシストができる選手になりつつある。

2戦連発中のアルゼンチン代表FWはアーセナルとの大一番でも存在感を見せつけることができるか。

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