PSG、マンCにもない不思議な“ブランド力”? 今でもレアルは特別なのか「神秘性と魅力がそこにある」

今もサッカー選手にとってレアルは憧れのクラブなのか photo/Getty Images

レアルを拒否する選手は少ない?

近年はパリ・サンジェルマン、ニューカッスルなど資金力を武器に積極的な補強を展開するクラブも多く、彼らは今夏も世界の注目を集めた。

ただ、資金力だけで『ブランド力』までアップさせるのは難しいのかもしれない。

スペイン人記者のダーモット・コリガン氏は、特別な魅力を持つクラブとしてレアル・マドリードの名を挙げる。
レアルは今夏もMFジュード・ベリンガムを引き抜いているが、レアルにはサッカー選手を惹きつける特別な魅力があるというのだ。近年ではプレミア勢やPSGの方が市場で積極的な動きを見せてきたかもしれないが、レアルのブランド力はどこか特別なのかもしれない。

「10年前のエル・クラシコは、メッシ対ロナウド、ペップ対モウリーニョの構図だった。それは一種の世界選抜のようなものだ。ガレス・ベイルやルイス・スアレスのような選手にとって、次のステップはレアル・マドリードやバルセロナだった。パリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルらは、財政的に強いかもしれない」

「ただ、そこにはステータスの感覚がある。今夏レアルに加入したベリンガムの場合、彼の最初の思い出はおそらくモウリーニョの時代だろうが、ベイルならばロナウドとジダンの時代を思い出すだろう。チームの財政レベルは変わったが、神秘性と魅力がそこにある」

「レアルを断る人は多くない。例えばレアルは本腰を入れればハーランドも獲得できただろうという感覚があるが、彼らはフロレンティーノ・ペレスのNo.1ターゲットであるムバッペのために資金を節約している。彼らはハーランドのために全力を挙げなかったが、将来的には彼を獲得するかもしれない。レアルがオファーをかけてくると、クラブは選手を引き留めておくのが非常に難しいのだ」(『BBC』より)。

幼少期よりサッカー選手を夢見てきた子供たちにとって、レアルは特別なのかもしれない。特にクラシコは独特な空気感があり、あれを体験してみたいと考える選手も少なくないだろう。今後は変わっていくかもしれないが、現在もスペイン2強が放つオーラ特別か。

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