ベリンガムにも負けない才能がバイエルンで埋もれてる V・D・ファールトが絶賛するオランダの怪物候補

バイエルンでは出番が限られているグラフェンベルフ photo/Getty Images

21歳の大型MFはポテンシャル抜群

昨季のブンデスリーガで最も注目を集めた若手MFといえば、やはりドルトムントからレアル・マドリードへの移籍が決まったジュード・ベリンガムだろう。攻守両面で圧巻のパフォーマンスを見せてくれたが、才能だけならベリンガムにも負けていないと言われる者もいる。

元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールト氏が猛プッシュするのは、バイエルンMFライアン・グラフェンベルフ(21)だ。

アヤックスで才能を伸ばしたオランダ代表MFのグラフェンベルフは、昨夏にバイエルンへ移籍。ここまではスムーズなステップアップだったが、バイエルンではポジションを確保できなかった。昨季に限れば、グラフェンベルフの1年は失敗だ。
しかし、ファン・デル・ファールト氏は才能ならベリンガムにも負けないとフォローする。バイエルンへのステップアップが正しい判断だったかは疑問もあるようだが、このまま終わる才能ではないと信じているのだ。

「調子が良い時のグラフェンベルフは、ベリンガムより優れた選手だと思うよ。フィットするまで時間がかかるのは普通のことだ。バイエルンでの最初の年は簡単ではなかったね。彼にとって海外でプレイするのは初めてだし、チーム全体も上手く機能していなかった。彼のプレイタイムがあまりに少ないままなら、おそらく移籍した方が良い。アヤックスを離れる際、それほど大きくないクラブを挟むべきだったかもね。私もハンブルガー時代に同じことをした。それほどプレッシャーはなかったよ。グラフェンベルフは素晴らしい選手だし、私がバイエルンの人間なら彼をすぐには売らない。レンタル移籍は良いかもしれないね。彼はただただプレイするしかない」(独『TZ』より)。

ブンデスリーガ1年目は思うようにいかなかったが、190cmとサイズもある大型のセントラルMFとして面白い逸材なのは確かだ。最近はオランダ代表メンバーから漏れることもあるが、いずれはオランダ代表を引っ張る存在になってほしい選手だ。

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