今季のリーガMVPはグリーズマンこそふさわしい? 絶賛される《14ゴール14アシスト》の成績

アトレティコで活躍するグリーズマン photo/Getty Images

攻守両面で輝く圧巻の実力

リーガ・エスパニョーラも最終節を残すのみとなったが、今季のMVPを選ぶとするならば誰になるだろうか。

スペイン『Mundo Deportivo』がサッカーファンに問いかけているが、まずは優勝したバルセロナよりGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの名前が挙げられている。

今季のバルセロナは堅守が話題となっており、かなり長く一桁失点の状態を続けてきた。現在は18失点まで増えてしまったものの、それでもテア・シュテーゲンは26回のクリーンシートを記録するなど堅守に貢献してきた。18失点も十分に凄い数字だ。
同じバルセロナからは、DFロナルド・アラウホ、さらに23ゴールで得点ランク首位を走るFWロベルト・レヴァンドフスキの名前も挙げられている。レヴァンドフスキも初のリーガ・エスパニョーラながら得点を量産しており、環境を選ばぬ得点力は見事と言うしかない。

ただ、SNS上でそれ以上に支持されているのがアトレティコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンだ。

今季のアトレティコは前半戦こそ波に乗れないところがあったが、年明けあたりから調子を上げてきた。気付けば2位レアル・マドリードと1ポイント差の勝ち点76を稼いで3位につけており、リーガ2強を追うライバルクラブとして実力は高い。

グリーズマンはその原動力であり、2月頃より得点に絡むペースが増加。ここまでリーグ戦で14ゴール14アシストの成績を残しており、このアシスト数はリーガで1位だ。

準優勝を果たした昨年のワールドカップ・カタール大会でも、フランス代表のグリーズマンは献身性が目立っていた。年齢を重ねるとともに、攻守両面に顔を出すオールラウンダーへと変化しているのが印象的だ。アシスト数が増えているのも、プレイスタイルの変化が1つの理由だろう。

今季のアトレティコでは優勝争いにこそ絡めなかったが、グリーズマン個人のパフォーマンスは安定していた。ワールドカップの疲労を感じさせないパフォーマンスは見事で、MVPとの意見も納得できるか。

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