昨季のリーガ・エスパニョーラ最少失点チームがどこか覚えているだろうか。
2021-22シーズンのリーガ・エスパニョーラで失点を最少の30にまとめたのは、セビージャだ。
昨季のセビージャは4位でリーグを終えており、今季はチャンピオンズリーグ・グループステージも戦っている。
ところが、今季のリーグ戦では現時点で13位と一気に順位を落としているのだ。昨季30点にまとめた失点数は、25試合を消化した現段階で40に達している。これはリーグワースト3位の数字だ。
最少失点からワースト3位とは何とも急激な変化だが、1つの理由はDFジュール・クンデとディエゴ・カルロスの売却だ。クンデは5000万ユーロでバルセロナへ、カルロスは3100万ユーロでアストン・ヴィラへ売却しており、セビージャは一定の売却益を手にした。
しかし、代役としてバイエルンから獲得したタンギー・クアッシ、ガラタサライから獲得したマルコンが穴を埋められていない。スペイン『as』は20歳と若いクアッシのパフォーマンスにも説得力がないと批判しており、マルコンも怪我で長期離脱している状況だ。
今の順位は13位だが、降格圏の18位ヘタフェとは2ポイントしか離れていない。まだまだ油断できない状況にあり、セビージャは昨季の4位から残留を心配しなければならないところまで追い込まれている。