“175cm”の不安はもう消えた プレミア第7位のブロック数決めるL・マルティネスの実力

マンUで活躍するL・マルティネス photo/Getty Images

当初はネガティブな意見もあったが……

175cmと小柄なセンターバックがプレミアリーグで活躍するのは厳しいのではないか。昨夏アヤックスからマンチェスター・ユナイテッドへ加入したアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネスにはそんな厳しい声もあった。

確かにフィジカルバトルの激しいプレミアで戦っていくには、サイズやパワーがあった方が安心ではある。しかし、マルティネスは1年目からそうした不安を払拭してみせた。

ラファエル・ヴァランとのコンビは安定しており、何より最終ラインから前線へボールをつける意識の高さが良い。ここはプレミアリーグ公式も称賛しており、今季のマルティネスは縦パスの割合が34.9%となっている。これはマンUのセンターバックを本職とする選手の中では最多の割合だ。
さらに体を張った守備も目立つ。ここまでマルティネスは21回のシュートブロックを記録しており、これはプレミアリーグ全体では7番目の多さだ。最後の最後で体を張ることが出来ており、サイズの問題を感じさせないアグレッシブな守備が光る。

今季はルーク・ショーをセンターバックに回すプランも完成し、最終ラインのバリエーションは増えた。ショーの適応力も見事ではあるが、1年目からプレミアに馴染んだマルティネスも称賛されるべきだ。そのおかげで今のバリエーションがあり、マルティネスの獲得は正解だったと言えよう。

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