197cmの“Newフェライニ”誕生 マンUの中盤にビッグマン起用のテン・ハーグ采配に驚きも

マンUに加わったベグホルスト photo/Getty Images

生まれたセンターフォワード以外の選択肢

2000年代後半から2010年代のプレミアリーグで活躍した元ベルギー代表MFマルアン・フェライニは、前線から中盤までこなす器用なビッグマンだった。

194cmものサイズを誇るアフロヘアーがトレードマークのフェライニは、足下の技術も高い。その点を評価され、エヴァートンやマンチェスター・ユナイテッドでも中盤に配置されるケースが目立った。

現在そのフェライニと重ねられているのが、今冬にマンUが獲得したオランダ代表FWボウト・ベグホルストだ。
オランダ代表の一員として昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会でも活躍したベグホルストは、197cmとフェライニ以上のサイズを誇る。代表でもメインポジションは前線なのだが、マンUの指揮官エリック・テン・ハーグは16日に行われたバルセロナとのヨーロッパリーグ決勝トーナメント・プレイオフ1stレグにてベグホルストを中盤で起用。

ベグホルストはこのゲームにフル出場しており、中盤を駆ける197cmの巨人はさすがに目立つ。テクニシャンというタイプではないが、ゲームを通してベグホルストは懸命に中盤の役割を果たしていた。

英『Daily Mail』は早くもサポーターからフェライニと重ねる意見が出ていると紹介しているが、そのインパクトの強さから思わず比較してしまう人も多かったようだ。

「ベグホルストがフェライニ・ロールをやっているぞ」

「フェライニよりも走れる」

「10番の位置にベグホルストが入っているのは良いね。フェライニを思わせる」 

今後もこの起用法が定着するかは分からないが、バルセロナとの大一番でベグホルストを中盤起用するテン・ハーグの采配は面白い。前線でマーカス・ラッシュフォードが絶好調であることを考えると、中盤のターゲットマンとしてベグホルストを中盤に配するパターンも興味深いオプションとなっていくかもしれない。

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