ナポリが最も優勝に近い? 今季のCLはレアル、マンC、PSG、バイエルンも本命には挙げられない

セリエAでのナポリのパフォーマンスはずば抜けている photo/Getty Images

今季はかなり予想が難しい

14日よりチャンピオンズリーグ決勝トーナメントがスタートする。今大会の特長として、大本命の不在が挙げられるのではないか。

決勝トーナメントを前に英『The Guardian』も16チームの戦力をまとめているが、絶対的な優勝候補と呼べるチームは見当たらないとの評価だ。

前回王者レアル・マドリードは国内リーグの方でバルセロナに首位を譲っており、経験値はあれど盤石の体制とは言い難い。
イングランドからはベスト16でライプツィヒと戦うマンチェスター・シティが有力候補ではあるが、こちらも今季はアーセナルに首位を譲っている。FWアーリング・ハーランドの獲得が正しい判断だったのかと議論されることもあり、昨季よりレベルアップしていると断言はできないか。

リヴァプールは国内で大きく出遅れており、ベスト16の対戦相手レアル・マドリードに勝てる要素は少ない。それはドルトムントと対戦するチェルシーも同じで、ドルトムントもチェルシーも優勝を狙える状態ではないだろう。

イタリアのミラン(VSトッテナム)、インテル(VSポルト)も国内リーグで不安定なところがあり、ドイツのフランクフルト(VSナポリ)、ポルトガルのベンフィカ(VSクラブ・ブルージュ)も優勝候補には挙げられない。

ベスト16屈指の好カードであるバイエルンVSパリ・サンジェルマンの勝者も本来は優勝を狙うだけの力があるはずだが、パリは国内で絶不調。バイエルンも後半戦が始まってからは格下相手にいくつか取りこぼしがあり、気付けば2位ウニオン・ベルリンに勝ち点差1まで詰め寄られている。

残るはナポリで、国内での戦いぶりは圧巻だ。とはいえチャンピオンズリーグでの経験値は不足しており、また国内リーグの優勝争いとチャンピオンズリーグを両立できるか未知数なところも多い。

大本命不在の方が予想しづらくて面白いとの見方もできるが、現段階で優勝に近いクラブはどこだろうか。近年では珍しいほど予想の難しい決勝トーナメントがスタートする。

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