8シーズン連続二桁ゴール決める究極の一貫性 メキシコで《314戦179ゴール》決めるFWは37歳でも止まらない

ティグレスで活躍するジニャック photo/Getty Images

フランス時代も合わせれば11シーズン連続

この究極とも言える一貫性はいつまで続くのだろうか。今季も変わることなくメキシコの地でネットを揺らし続けているのがティグレスFWアンドレ・ピエール・ジニャックだ。

元フランス代表FWのジニャックは昨年12月に37歳の誕生日を迎えたが、パフォーマンスに衰えはない。9日に行われたサントス・ラグナ戦でも1ゴール1アシストの成績を残しており、今季のリーグ戦では21試合で12ゴールを挙げている。これでジニャックはティグレス移籍から8シーズン連続でリーグ戦二桁得点を記録したことになる。

ティグレス移籍前に在籍していたマルセイユ時代も含めるなら、実に11シーズン連続の二桁得点だ。マルセイユでの最終シーズンとなった2014-15シーズンもリーグ・アンで21ゴールを奪っており、これはリヨンでプレイしていたFWアレクサンドル・ラカゼット(27ゴール)に次ぐリーグ2位の数字だった。当時のジニャックはまだまだ5大リーグで活躍できるストライカーだったのだ。
ティグレスでは通算すると314試合で179ゴールと驚異的なペースでネットを揺らしており、もっと評価されるべき選手と言えよう。世代の近いフランス人FWではオリヴィエ・ジルー(ミラン)、カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)がいるため、彼らと比較するなら3番手かもしれない。それでも高い能力を備えているのは確かで、これだけ世代の近いところに大物センターフォワードが揃うのも珍しい。

クラブとは2024年夏まで契約を結んでおり、ジニャックもかなりメキシコでの生活を好んでいる様子。クラブとしても点取り屋を手放すわけにはいかず、まだまだメキシコでの大暴れは続きそうだ。

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