昨季スペインのマジョルカで懸命に技を磨いてきたアジアのヤングスター2人が本格的にブレイクを果たそうとしている。
昨夏に移籍したレアル・ソシエダで主力として攻撃にアイディアを加える日本代表MF久保建英(21)、マジョルカに残ってチームNo.1のチャンスメイカーとなった韓国代表MFイ・ガンイン(21)。2001年生まれの2人は今季リーガ・エスパニョーラで確かな爪痕を残している。
久保は後半戦もこのままソシエダの主力としてプレイを続けていくだろうが、イ・ガンインには移籍に関する話題が浮上し始めている。
英『The Sun』によれば、イ・ガンインにはバーンリー、アストン・ヴィラ、さらには3位と好調のニューカッスルなどイングランド・プレミアリーグ方面からの関心が伝えられている。オランダからはフェイエノールトも興味を抱いているようだが、ステップアップを狙うならプレミアが魅力的か。
今季のイ・ガンインはリーガで全体7番目に多い23回のドリブル成功数、9番目に多い29回のチャンスメイクを記録しており、この頑張りがマジョルカの10位という順位に影響しているのは間違いない。昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会では韓国のスーパーサブ的存在として活躍することになり、世界へ大きくアピールする2022年になったと言える。
そして2023年。リーガで技を磨いてきた久保とイ・ガンインには、クラブと代表の両方でさらなるステップアップを目指す1年となるだろう。4年後のワールドカップ2026年大会へアジアの顔となっていく2人と言える。