2025明治安田J1リーグ第27節が23日と24日に行われた。
勝てば首位再浮上の京都サンガF.C.と降格圏まで5ポイント差で下位に沈むFC東京の試合。両者とも勝ち点3がほしい中、立ち上がり5分に京都がPKを獲得。これをFWラファエル・エリアスが左下に決めて京都が先制に成功する。京都はその6分後にもPKを獲得。FC東京のビルドアップのミスでGKキム・スンギュがエリアスからボールを奪い返そうとするも、倒してしまいファウル判定。再びキッカーを務めたエリアスがしっかり決めてリードを2点に広げる。その後、45分にDF鈴木義宜が加入後初ゴールを挙げて3点目。82分にはエリアスが左足でで決めて4点目。ラファエル・エリアスのハットトリックもあり試合は4−0で京都が快勝し再び首位に浮上。一方のFC東京は3試合未勝利となった。
ここまで勝ち点20で最下位に沈むアルビレックス新潟と首位争いを演じている鹿島アントラーズの試合。開始4分に敵陣深くでFWエウベルがボールを奪取し、カウンターを開始すると正面でラストパスを受けたFW鈴木優磨が体勢を崩しながらも、冷静にゴールに流し込んだ。対する新潟も16分、DF濃野公人のバックパスが乱れるとFWブーダが反応。GK早川友基に弾かれるも溢れたボールをFWマテウス・モラエスが押し込み1-1とホームの新潟が追いついた。その後は一進一退の攻防となり前半が終了。後半も両者ともなかなか得点が生まれない中87分、DF小川諒也がグラウンダークロスを入れると途中出場のFWレオ・セアラが左足で突き刺し追加点。貴重な勝ち越しゴールとなり、鹿島が2-1で接戦を制した。
5位の柏レイソルと7位の浦和レッズの対戦は、5分にMFマテウス・サヴィオのコーナーキックのボールが柏の選手に当たりファーサイドへ。これに反応したDF長沼洋一がヘディングで押し込み浦和が先制点を奪う。その後43分にはマテウス・サヴィオの絶妙なパスに抜け出したMF金子拓郎がペナルティエリアにラストパスを送ると、MF関根貴大が逸らしたボールをMF松尾佑介が決めて2点目。浦和が2-0のリードで前半を終えた。2点のビハインドを負った柏は後半に反撃に出る。54分、MF小屋松知哉のクロスからDF杉岡大暉がシュートを放つと、高く上がったボールをMF瀬川祐輔が収めてゴールに押し込んだ。早い時間帯に1点を返した柏は83分にFW細谷真大、90分にMF小西雄大、後半アディショナルタイムにMF久保藤次郎のゴールで一気に逆転。試合は4−2でホームの柏が勝利し勝ち点3を積み上げた。
そのほか、名古屋グランパスvs川崎フロンターレの試合は4−3で川崎が撃ち合いを制した。ヴィッセル神戸はセレッソ大阪と1−1ドローで首位浮上とはならず。町田ゼルビアは横浜F・マリノスとスコアレスドローに終わったことで連勝が7でストップした。
【第27節試合結果】
8月22日(金)
柏レイソル 4-2 浦和レッズ
8月23日(土)
アルビレックス新潟 1-2 鹿島アントラーズ
名古屋グランパス 3-4 川崎フロンターレ
セレッソ大阪 1-1 ヴィッセル神戸
横浜F・マリノス 0-0 FC町田ゼルビア
アビスパ福岡 0-0 清水エスパルス
東京ヴェルディ 0-3 サンフレッチェ広島
ガンバ大阪 3-1 横浜FC
ファジアーノ岡山 1-0 湘南ベルマーレ
8月24日(日)
FC東京 0-4 京都サンガF.C.
【順位】
1位 京都(51/+17)
2位 鹿島(51/+14)
3位 町田(50/+16)
4位 柏(50/+13)
5位 神戸(50/+10)
6位 広島(49/+14)
7位 浦和(44/+8)
8位 川崎F(42/+10)
9位 岡山(39/+3)
10位 C大阪(38/+3)
11位 福岡(37/+1)
12位 G大阪(37/-6)
13位 清水(32/-5)
14位 東京V(31/-12)
15位 FC東京(30/-12)
16位 名古屋(28/-8)
17位 横浜FM(25/-8)
18位 湘南(25/-20)
19位 横浜FC(22/-18)
20位 新潟(20/-20)