トッテナムはエミレーツへ降参しに行ったかのよう!? 英紙批判「こんな負け方は許されない。勝利を目指して努力もせずに」

フランク監督はアプローチを誤ったか Photo/Getty Images

続きを見る

批判にさらされたフランク監督

プレミアリーグ第12節、アーセナル対トッテナムのノースロンドンダービーが行われた。トッテナムは勝てば上位に迫れる位置にいたが、結果は4-1とアーセナルの大勝。MFエベレチ・エゼのキャリア初ハットトリックという華も添えられ、アーセナルは2位と6ポイント離して独走体制に入りつつある。

トッテナムはリシャルリソンのロングシュートで一矢報いたものの、内容的には完敗といえるものだった。シュート数はアーセナルの17に対してたったの3本。前半はシュートが1本もなかったばかりか、敵ペナルティエリア内でのタッチはわずか2回だった。

英『Daily Mail』は、「少なくともトーマス・フランクはトッテナムの監督であることの真の意味を理解した。こんな負け方は許されない。アーセナル相手に、勝利を目指して努力もせずに」と批判した。
同紙は、フランク監督のやり方は降参に等しいものだったとも伝えている。[5-3-2]の守備的なアプローチで試合に臨んだが、中盤の人数が少なくなったためアーセナルに徹底的にボールを支配された。無失点で折り返していれば違ったかもしれないが、前半終了までに2点をリードされた。フランク監督は後半からシャビ・シモンズを投入し4バックに切り替えたが、この時点でゲームプランは崩れていたとみていいだろう。

そして、最大のライバルであるアーセナルを相手に勝つためのサッカーをせず、“負けないために”エミレーツ・スタジアムへ来たように見えたことが最大の批判点かもしれない。フランク監督は、もうブレントフォードのような中堅クラブの指揮官ではないのだ。

トッテナムは敗れたことで暫定9位に転落。マンチェスター・ユナイテッドとエヴァートンの試合結果次第でさらに順位が落ちることになる。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.311 今季こそアーセナル!

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ