ロシアが来年のW杯と並行して「裏W杯」開催を構想か 参加国は中国、セルビアなど出場を逃した国が候補

ワールドカップトロフィー photo/Getty Images

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2022年以降FIFAとUEFAにより様々な大会から除外されているロシア

ロシアサッカー連盟は来年開催される北中米ワールドカップと並んで、出場を逃した国を集めた新たな国際大会を開催する構想を計画しているという。中国メディア『捜狐』が海外メディア『365scores』の報道として伝えている。

同メディアによればロシアサッカー連盟(RFU)はこの大会を計画しているとのこと。2022年のロシアのウクライナ侵攻により、FIFA(国際サッカー連盟)とUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)が同国に対してワールドカップやEURO(欧州選手権)といった主要大会への参加を禁止する制裁を下したことから、この大会はその制裁解除のため、ロシアサッカー連盟がFIFAなどに圧力を掛けるためのものだという。参加国候補は主に2026年大会に出場できなかった国で、セルビアやギリシャ、ペルー、ベネズエラ、ナイジェリア、カメルーン、中国などが挙げられている。また欧州プレイオフの結果次第だがイタリアとデンマークにもチャンスがあるとのことだ。

この大会に対し同メディアは「中国サッカーにとって明らかに朗報」とし、「ワールドカップの出場を逃した中国代表にとって、ようやく主要大会への出場機会が生まれるかもしれない。これは、邵嘉義(シャオ・ジアイー)監督率いる代表チームの再建に向けた大きな後押しとなるだろう。チームはこの機会を利用して世界の強豪チームと対戦し、チームをさらに強化・育成することができる。ロシアが中国を招待しないのではないかと心配する必要もない」と肯定的な意見を述べていた。
なお現時点でこの大会は構想段階にあり、積極的に検討されていないため大会が開催されるかは不明とのこと。もし開催されるとなれば見所としては大いにある大会となるだろうが、欧州でプレイする選手のコンディションを考えれば必要のない大会とも言える。果たして来年この大会は実施されるのだろうか。

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