3、4年後のチェルシーはどうなる? バディアシル、サントスら“積極若手補強”から見る未来のイレブン

今季は苦しい戦いが続いているチェルシー photo/Getty Images

楽しみな若手が揃うチームに

指揮官がトーマス・トゥヘルからグレアム・ポッターに交代しても、厳しい戦いが続いているチェルシー。今季はリーグ戦にて首位アーセナルと19ポイント差がついており、早々にタイトルレースから漏れてしまった。

国内リーグの方は来季より出直すことになるが、ポジティブな要素もある。最大の魅力は『若さ』だろう。

先日にはモナコからフランス期待の若手DFブノワ・バディアシル(21)の獲得を発表したが、その他に今冬はブラジルのヴァスコ・ダ・ガマからMFアンドレイ・サントス(18)、ノルウェーのモルデからコートジボワール代表FWダビド・ダトロ・フォファナ(20)を獲得。全員確かなポテンシャルを持つ選手と評判だ。
若い選手だけでイレブンを組んでみると、GKにはMLSのシカゴ・ファイアーにレンタルの形で残っているガブリエウ・スロニナ(18)、センターバックは今回獲得したバディアシルとウェスレイ・フォファナ(22)のコンビで10年は戦える。

サイドバックは右にリース・ジェイムズ(23)、左ではここ最近出番を増やしている18歳のルイス・ホールも候補者で、2部のバーンリーにレンタル移籍しているU-21オランダ代表DFイアン・マートセン(20)も高い攻撃性を誇る選手として期待は大きい。

中盤は今回獲得したサントスも未来の主力候補で、すでにトップチームで結果を出しているカーニー・チュクエメカ(19)、昨夏にインテルから獲得したU-21イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(19)も楽しみな選手だ。

前線ではオマリ・ハッチンソン(19)、負傷からの回復が待たれるアルマンド・ブロヤ(21)、そして今回獲得したフォファナだ。彼らを辛抱強く育てることができれば、数年後のチェルシーはかなり面白いチーム構成となるはずだ。

今冬も見せた若手補強路線がどんな効果を発揮するのか。今季は苦しい戦いだが、3、4年後のチームへ期待は膨らんでいる。

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