ウルブズに流れをもたらしたファン・ヒチャン 今季初ゴールで勢いを取り戻せるか

同点ゴールのファン・ヒチャン photo/Getty Images

リヴァプール戦で同点ゴール

FAカップ3回戦でウォルバーハンプトンとリヴァプールが対戦し、2-2のドローとなり大会の規定上再試合が決定した。この試合で途中出場ながらウルブズに流れをもたらしたFWがファン・ヒチャンである。

アリソン・ベッカーのミスから幸先よく先制したウルブズだったが、その後はリヴァプールのペースへと流れていく。すると45分にはトレント・アレクサンダー・アーノルドのパスを受けたダルウィン・ヌニェスが同点ゴールを決めると、後半にもモハメド・サラーが逆転弾で一気に状況はひっくり返る。

その後は完全に主導権を握ったリヴァプールが攻め続け、ウルブズは防戦一方となる時間帯が続いた。そこで指揮官は63分にルヴェン・ネヴェスに代えてファン・ヒチャンを投入。サイドから積極的に仕掛けてカウンターでチャンスを作ると、徐々にウルブズにも好機が生まれていく。
すると、投入からわずか3分後、歓喜の瞬間が訪れる。敵陣中央でボールを受けるとドリブルを仕掛けてペナルティエリア内へと進入。味方が折り返したボールはブロックされるも、それがファン・ヒチャンに当たってゴールへと吸い込まれていった。

今季はここまでノーゴールと苦しいシーズンを送っていた男に貴重な初ゴールが生まれた。後半戦での爆発に向けた第一歩となるだろうか。

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