マンUが新たに「ロナウド・ルール」を導入 守護神デ・ヘアは“大減俸か退団”の2択を迫られる

デ・ヘアはマンUに残るのか photo/Getty Images

守護神の契約満了が迫る

GKダビド・デ・ヘアとの契約が今季限りで満了となるマンチェスター・ユナイテッド。彼らは給与に関する新たなルールを設けることにしたようで、デ・ヘアが残留を望むとなれば減俸を受け入れる必要があるようだ。
 
デ・ヘア以外にも、DFディオゴ・ダロトやMFフレッジ、FWマーカス・ラッシュフォード、DFルーク・ショーといった選手たちとの契約が今季限りとなっていたマンU。ところが先月、彼らはこの4選手との契約に付帯していた延長オプションを行使したと発表。契約期間が1年引き延ばされた。
 
一方、同様の状況に置かれていたデ・ヘアの契約延長オプションは行使されず。週給37万5000ポンド(約6000万円)といわれる高額な給与がネックと見られるが、今季は何度も彼の好セーブに救われている。デ・ヘアを残すのか放出するのかはマンUにとって非常に重要な選択となる。
 
そんな状況の中、マンUは選手との契約に関する新たなルールを設けたようで、今後は選手の週給が20万ポンド(約3200万円)以下に制限されるという。英『Daily Mail』が報じている。このルールには、チーム随一の高給取りだったFWクリスティアーノ・ロナウドの名前を用いた「ロナウド・ルール」という呼び名がつけられているようだ。
 
このルールを導入する背景には、スーパースター1人に大量の資金を費やすよりも、週給20万ポンドレベルの選手を増やしていきたいという意図があるという。同メディアによれば、現在MFブルーノ・フェルナンデスやDFラファエル・ヴァラン、DFハリー・マグワイア、MFカゼミロといった選手たちが、週給18万~20万ポンド(約2900万~3200万円)を受け取っている。
 
そのため、デ・ヘアは週給20万ポンド以下を受け入れるか、マンUを去るかの2択を迫られることになる。さらに、ひとまず契約を1年延長したショーやラッシュフォードなどと改めて契約更改を行う際にもこのルールは適用される。この2人は新契約で週給20万ポンド以上を勝ち取ってもおかしくなかった選手なだけに、交渉は難航することになりそうだ。

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