W杯での輝きは“ヴィエラ級”? もっと評価されるべきラビオの才能

フランスの中盤をコントロールしたラビオ photo/Getty Images

4年後も中盤のリーダーになれる

FIFAワールドカップ・カタール大会で準優勝の成績を収めたフランス代表では、8ゴールを奪って得点王に輝いたFWキリアン・ムバッペが常に話題の中心だ。だが、見逃してはならない選手は他にもいる。

今大会で6試合に出場したユヴェントス所属MFアドリアン・ラビオはその1人だろう。高いテクニックを武器に最終ラインと前線を繋ぐ役割をこなしており、やはりその技術は安定している。今大会で評価を高めた選手だ。

ユヴェントスでは昨季リーグ戦32試合で0ゴールだったこともあって攻撃面が物足りないと指摘されることもあったが、英『HITC』はカタール大会で才能をきっちり証明したと称賛。2017年には元フランス代表MFパトリック・ヴィエラもラビオの才能を絶賛していたが、その際のコメントも合わせて紹介している。
「ラビオは中盤のポジションで世界最高の1人になるよ。PSGでのラビオが大好きだ。彼はボールの扱い方、攻め方を理解している」

当時のヴィエラの言葉は、今回のカタール大会で証明されたのではないだろうか。エンゴロ・カンテ、ポール・ポグバが健在ならば中盤の序列は彼らの方が上だったかもしれないが、今大会は若いオーレリアン・チュアメニとともにカンテ&ポグバの穴を上手く埋めていた。

ラビオはまだ27歳と中堅世代であり、4年後のワールドカップも目指せる。前回のロシア大会ではメンバーに入れなかったが、いよいよフランスの中盤で主役になる時だ。 

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