C・ロナウド退団の穴を埋めるのは21歳のウルグアイ代表ウインガー? マンU指揮官が好印象を抱いているペリストリ

ワールドカップでプレイしたペリストリ photo/Getty Images

マンUは1月の補強も視野に入る

FWクリスティアーノ・ロナウドが退団し、ストライカーの選択肢が減ったマンチェスター・ユナイテッド。エリック・テン・ハーグ監督は補強が必要だと考えているようだが、既存の選手たちがその穴を埋めることにも期待しているようだ。
 
ロナウドがチームを去ったことにより、マンUのセンターフォワードの選択肢はFWマーカス・ラッシュフォードとFWアントニー・マルシャルくらいとなった。ラッシュフォードはウイングを兼任している状態で、マルシャルは負傷が続いたことによりシーズン前半戦の多くの試合を欠場。最前線の層の薄さには懸念がある。
 
英『Manchester Evening News』によれば、テン・ハーグ監督は「ストライカーを失ったことはわかっているから、ストライカーを獲得しなければならない」と話しているようだが、「適切な選手でなければいけないこと」や「マンUの基準が高いこと」も主張しているという。そのため、新戦力だけでなく既存選手のさらなる奮起にも期待しているようで、若手アタッカーの名前を3人あげている。
 
「(FWアレハンドロ・)ガルナチョや(FWアントニー・)エランガ、(FWファクンド・)ペリストリを見てほしい。彼(ペリストリ)はワールドカップと先週のエヴァートン戦、そしてトレーニングで良い印象を与えてくれた」
 
マンUは先日、エヴァートンと非公開のテストマッチを行っていたようで、どうやらペリストリはそこで一定以上のパフォーマンスを発揮したようだ。
 
ガルナチョとエランガはすでに戦力として機能しているが、21歳のペリストリは2020年にマンUへやってきて以降、まだトップチームで出番を得ることができていない。しかし、ウルグアイ代表では居場所を確保しており、ワールドカップ・カタール大会にも参戦。決勝トーナメント進出を果たすことはできなかったが、グループステージの3試合全てに出場した。
 
ペリストリは右ウイングを主戦場としている選手であり、当然、彼やガルナチョ、エランガに最前線を務めてほしいということではないはず。彼らの存在感が増していけば、ラッシュフォードをよりCFで起用しやすくなる。シンプルにウインガーとしてのパフォーマンスを高めていってほしいということだろう。
 
一方、英『Manchester Evening News』は、今回のテン・ハーグ監督の発言が1月のペリストリ放出に向けた交渉戦術の一環かもしれないとも指摘している。28日に行われたノッティンガム・フォレスト戦はメンバー外だったが、できることならここから出番を増やしていき、マンUで爪痕を残してほしいところだ。

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