「世界最高の女子サッカー選手100人」にランクイン 長谷川唯は2023年開催のW杯でキーマンとなるのか

マンチェスター・シティで活躍する長谷川唯 photo/Getty images

注目のなでしこだ

なでしこジャパンがドイツ開催のFIFA女子ワールドカップを制してから10年ほどが経過した。その後の最高成績は2015年の準優勝で、2019年はベスト16という成績で終わっている。

来年の2023年にはオーストラリアとニュージーランドの共同開催によるW杯が行われる。すでにグループステージの抽選会は済んでおり、なでしこはグループCでスペイン、コスタリカ、ザンビアと対戦する。スペインとコスタリカには何かの縁があるのか、男子W杯のグループステージでも同国と対戦している。

アーセナルの岩渕真奈をはじめ注目選手は多く、その中でも長谷川唯に期待したい。
日テレ・ベレーザでプロとなった選手で、その後イタリアのミラン、イングランドのウェストハムを経由して今夏から同国のマンチェスター・シティでプレイしている。男女通じてシティでプレイする最初の日本人選手となった。

移籍直後は怪我で出遅れることになったが、4-0で快勝となったレスター・シティ戦でデビューとなり、88分にはゴールを決めている。その後は中盤の要としてピッチに立っており、先日のマンチェスター・ユナイテッドとのダービーでもスタートから起用されている。

英『The Guardian』では「2022年、世界最高の女子サッカー選手100人」というリストを作っており、長谷川は73位にランクインしている。他のなでしこは92位に熊谷紗希(バイエルン・ミュンヘン)が、89位に杉田妃和(ポートランド・ソーンズ)がいる。

長谷川はイングランドで中盤としてのパフォーマンスを称賛されている。後方ではパスや推進力のあるドリブルでビルドアップを支え、積極的にボールに絡んで味方にパスを供給する。新チームには難なく適応しており、すでに主力だ。

年々、飛躍を遂げている長谷川。シティでもそのプレイは際立っており、2023年のW杯ではキーマンとなるのだろうか。

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