“マルセロの後継者”が見つかった? レアルがバイエルンの爆速SBに興味

バイエルン・ミュンヘンで躍動するアルフォンソ・デイヴィス photo/Getty images

契約はまだ3年残されている

現在ギリシャのオリンピアコスにいる元ブラジル代表のDFマルセロは長い間レアル・マドリードで絶対的な左サイドバックとして君臨していた。

攻撃的なスタイルが彼の持ち味であり、ドリブルにパス、シュートとどれも一級品だ。ブラジル人らしいテクニシャンで、レアルでは546試合に出場して38ゴール103アシストを記録している。

そんなマルセロに衰えが見え始め、台頭したのがリヨンからやってきたDFフェラン・メンディだ。怪我の多さは目立つが、守備を強みとするSBであり、マルセロからポジションを奪った。現在はそのメンディとバイエルン・ミュンヘンからやってきたダビド・アラバが左SBを務める。ただレアルでのアラバはセンターバック起用が多く、左SBを専門とする選手がもう一人いてもいいかもしれない。
西『MARCA』によると、レアルはバイエルンのDFアルフォンソ・デイヴィス獲得を目指しているようだ。

デイヴィスはカナダ代表に選ばれている21歳で、19-20シーズンには3ゴール5アシストと素晴らしい成績を残しドイツ王者で自身の地位を確立した。昨季は心筋炎に悩まされ、出番を減らしたが、今季はリーグ戦で8試合、CLで3試合と戦列に復帰しチームに貢献している。

マルセロと同様に攻撃的な選手であり、快足が最大の武器だ。そのスピードを生かしたドリブル突破も魅力の一つで、今季のドリブル成功数13回はバイエルンの中でレロイ・サネ、ジャマル・ムシアラ、サディオ・マネに次ぐ好成績である。カナダ代表ではSBではなくトップ下を務めるなどユーティリティ性を発揮しており、攻撃時には外と中を使い分ける。

デイヴィスはバイエルンと2025年までの契約を結んでおり、引き抜きは難しいといえるが、カナダ代表DFのような攻撃に特化した選手は欲しい。メンディも27歳と若くなく、若い世代をチームに迎えたい(データは『SofaScore』より)。

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