約2年3カ月、816日ぶりにアーセナルがリヴァプール下す 冨安は“エースキラー”としてサラー完封。今季プレミア初先発で百点満点の輝き

リヴァプールを破ったアーセナル photo/Getty images

歴史が動いた

プレミアリーグ第10節最注目のビッグマッチ、アーセナル対リヴァプールの一戦が行われた。日本代表の冨安健洋は今季リーグ戦初先発、右サイドバックではなく逆側の左サイドバックとしてスターティングメンバーに名を連ねた。

キックオフ直後、早々にゴールが生まれる。ホームのアーセナルだ。素早い展開からブカヨ・サカが敵陣に侵入し最後はガブリエウ・マルティネッリがゴールネットを揺らす。1分に試合が動いた。

その後は徐々にアウェイのリヴァプールがボールを握るようになり、ロングボールからルイス・ディアスがディフェンスラインの裏に抜け出し、新加入ダルウィン・ヌニェスが重要なゲームで同点弾を挙げる。前半だけで1ゴールを奪い合い、そのまま前半終了かと思われたが、再びアーセナルがカウンターからゴールをゲット。今度は先制点とは逆の左サイドが起点となり、サカが最後に仕留めた。2-1アーセナルのリードで試合を折り返す。
後半ロベルト・フィルミーノのゴールでリヴァプールが追い付くも、ペースはアーセナル。すると、ボックス内でガブリエウ・ジェズスがファウルを受けてアーセナルがPKを獲得。キッカーはこの日すでに得点を挙げているサカで、きっちりとゴール左に決め再びリヴァプールを突き放した。

スコアはそのまま動かず3-2でアーセナルの勝利に。公式戦での白星は2020年7月16日以来、正確には816日ぶりとなる。気の遠くなるような数字だが、ようやくアーセナルがリヴァプールを下すことができた。

個人でのパフォーマンスでいえば左SBで先発した冨安は素晴らしかった。モハメド・サラーと対峙することになったが、好機を作らせずサラーは69分にベンチに下がっている。守備固めでの起用は大正解であり、エースキラーとして今後も重宝されることになるだろう。

アーセナル 3-2 リヴァプール

[得点者]
1分 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)
34分 ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール)
45+5分 ブカヨ・サカ(アーセナル)
53分 ロベルト・フィルミーノ(リヴァプール)
76分 ブカヨ・サカ(アーセナル)

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