古巣・横浜FC戦での弾丸ミドルは大分のJ1参入PO進出弾に 試合後に涙を見せた10番の気持ち入った決勝点

決勝点を決めた野村 photo/Getty Images

大分が3-2で横浜FCに勝利

大分トリニータはJ2第40節で横浜FCと対戦。勝てば昇格が決まる相手に対し、3-2と勝利して、大分のJ1参入プレイオフ進出が決定した。古巣対戦となった野村直輝が豪快な一撃で決勝ゴールを決める。

試合は開始早々に梅崎司が先制点を決めて大分が優位に進めるも、22分に小川航基の同点ゴールで試合を振り出しに戻す。その後、大分は45分に下田北斗が勝ち越し点を決め、56分に再び小川の同点弾で追いつき、試合は2-2で経過していく。

サブからのスタートとなった野村は67分に町田也真人に変わってピッチへ。そして交代からわずか5分後の72分、井上健太から右サイドの折り返しを野村が合わせるものの、シュートは相手DFのブロックにあう。こぼれ球を相手の選手に拾われるが、すぐにボールを奪い返す。そしてペナルティーエリア外から背番号10番が豪快に左足を振り抜いてゴールネットを揺らした。
まさに気持ちがボールに乗った一発だった。ケガでの離脱もあり途中出場も多い野村は半年ぶりとなる得点で、試合後のインタビューでは涙を見せるなど、ずっと悔しさを感じていたことだろう。そんな男の気持ちのこもったシュートは、ゴール右隅に導かれていった。相手の横浜FCは2014年から2018年まで在籍した古巣であり、ニッパツ三ツ沢球技場は自身がプロデビューを飾った場所でもある。

2020年に徳島ヴォルティスから大分へ移籍し、10番を背負うもののチームはJ2に降格。今季は21試合に出場して3ゴールと結果を残すことができず。第11節のツエーゲン金沢戦以来となるゴールは大分をJ1昇格へのチャンスをつなげる重要な一発となった。

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