ルカク、ジェコ、メッシら誰とも組める“超万能”FW 昨季から15戦13ゴールとラウタロ止まらない

今季開幕から飛ばすラウタロ photo/Getty Images

インテルでもアルゼンチン代表でもエースに

スクデット奪還へインテルのキーマンとなるのは、やはりアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスだろう。チェルシーから戻ってきたFWロメル・ルカクも貴重な存在ではあるが、以前と同じ活躍をしてくれるかはまだ分からない。現在は怪我で離脱しており、その穴をきっちりとカバーしているのがラウタロだ。

ラウタロは第2節のスペツィア戦、3節のラツィオ戦、4節のクレモネーゼ戦と3試合連続でネットを揺らしており、開幕4試合で3ゴール1アシストと絶好調だ。現在ラウタロは25歳を迎えているが、さらなる覚醒へのヒントを得たのかもしれない。

というのも、ラウタロの好調は昨季後半戦から続いているのだ。昨季は冬場にややペースを落としたところがあったが、3月頃からは復調。3月4日のサレルニターナ戦でハットトリックを決めると、4月に入ってからもゴールを量産した。
トータルすると、前述のサレルニターナ戦から今季の第4節までラウタロはリーグ戦15試合で実に13ゴールも奪っている。

また、4月19日のコッパ・イタリア準決勝2ndレグのミラン戦では2ゴール、アルゼンチン代表の方でも6月にEURO2020王者イタリア代表との試合で1ゴール1アシストを記録している。クラブでも代表でも状態は良好だ。

伊『Gazzetta dello Sport』が強みの1つに挙げるのは、前線で誰とでもコンビを組めることだ。復帰してきたルカク、ベテランのエディン・ジェコ、アルゼンチン代表ではリオネル・メッシとの関係も悪くない。指揮官としては実に起用しやすいストライカーだ。

174cmとそこまで大柄な選手ではないが、足腰が強くてパワーもある。スピード、テクニック、そして何よりシュート精度が高い。インテル指揮官シモーネ・インザーギが今最も頼れる点取り屋であり、ラウタロのペースがどこまで続くか楽しみだ。

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