オバメヤンのチェルシー移籍に立ちはだかる“600万ユーロの壁” 個人間ではすでに合意済み

バルサでのプレイはわずか半年となるのか photo/Getty Images

バルセロナにはレヴァンドフスキがやってきた

チェルシー移籍が噂されているバルセロナのFWピエール・エメリク・オバメヤン。チェルシーが次に出すオファーの提示額次第で、この話はまとまることになりそうだ。

バルセロナは現在、新加入のDFジュール・クンデを選手登録することができておらず、資産売却が問題となったため既存の選手を放出することでしか資金を調達することができない。オバメヤンの他にも、FWメンフィス・デパイやDFサミュエル・ウンティティ、FWマルティン・ブライスバイトといった選手たちが放出候補となっており、彼らの動向には注目が集まる。

仏『Foot Mercato』によれば、現状チェルシーは、オバメヤン獲得に向けて1400万ユーロ(約19億円)のオファーを提示しているものの、バルサは2000万ユーロ(約27億円)を要求。この金額は、バルサがクンデを選手登録するために必要な金額になっているという。

チェルシーはすでにオバメヤン本人と合意に至っているようで、600万ユーロ(約8億円)の移籍金を巡るバルサとの争いが、契約成立に向けた唯一のネックとなっているようだ。

今夏のチェルシーは、FWロメル・ルカクを古巣インテルへローンで放出しており、FWティモ・ヴィルナーも古巣ライプツィヒに帰還。マンチェスター・シティから獲得したFWラヒーム・スターリングは早速スタメンで起用されているものの、ローンバックしたFWアルマンド・ブロヤはまだトーマス・トゥヘル監督の信頼を掴みきれておらず、CFが不足している。

ここまでの開幕3試合でチェルシーが奪ったゴールは、MFジョルジーニョのPKと、DFカリドゥ・クリバリ、DFリース・ジェイムズによる3得点のみ。前線の選手はまだ1ゴールも決めることができておらず、得点力のある選手が欲しいことは間違いない。

昨季のオバメヤンは、アーセナルに在籍していたシーズン前半こそ、リーグ戦14試合4ゴールに終わったものの、シーズン後半を戦ったバルサでは17試合13ゴールを決めており、得点感覚に問題はない。さらに、トゥヘル監督とオバメヤンは、ドルトムント時代に共闘していたこともあり、金額面以外に獲得を諦める理由はあまりなさそうだ。

こういった状況を踏まえれば、600万ユーロを追加してでもオバメヤンを獲る可能性は十分あるだろう。移籍市場閉幕まであと約1週間だが、どのような展開が待ち受けているのか。

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