ケシエの後釜候補にウーデゴーの同僚が浮上 195cmのノルウェー代表MFがミランの中盤に君臨するのか

ノルウェー代表としてもプレイするベルゲ photo/Getty Images

3列目から後ろがやや手薄なミラン

FWチャールズ・デ・ケテラエルやFWディボック・オリギといった選手を獲得し、前線の層が厚くなったミラン。しかし、昨季限りで退団し、バルセロナへと加入したMFフランク・ケシエの穴を完璧には埋められておらず、選手獲得の噂が流れている。

セリエA開幕戦の相手にウディネーゼを迎えたミランは、チームの中心的存在となったMFサンドロ・トナーリを負傷の影響で欠く中、MFイスマエル・ベナセルとMFラデ・クルニッチのコンビをボランチで起用。FWアンテ・レビッチの2ゴールやMFブラヒム・ディアスの1ゴール1アシストの活躍などで4-2の勝利を飾った。

トナーリ、ベナセル、クルニッチの他には、ローンバック組のMFヤシン・アドリやウディネーゼ戦で途中出場したMFトンマーゾ・ポベガといった中盤の選手たちもおり、昨季あまり出番のなかったMFティエムエ・バカヨコも控えている。しかし、アドリはどちらかというと2列目の選手であり、できればもう一人中盤の選手がほしいところ。ミランはMFレナト・サンチェスの獲得を目論んでいたが、彼はパリ・サンジェルマンへと移籍してしまった。

伊『CalcioMercato』によれば、ミランはサンチェスの代わりに、デンマークのミッティランでプレイする21歳MFラファエル・オニェデカを狙っていたものの、金額面で問題があるようで、シェフィールド・ユナイテッド(英2部)に所属するノルウェー代表の24歳MFサンダー・ベルゲが新たな候補に挙がっているようだ。

195cmの長身を誇るベルゲは、かつてヘンクで日本代表FW伊東純也とも共闘していた選手であり、2020年1月にクラブ記録となる2600万ユーロ(35億円)の移籍金で、当時プレミアリーグに在籍していたシェフィールドへ完全移籍。彼は3列目からトップ下まで幅広くこなせる万能選手であり、ノルウェー代表では、アーセナルのMFマルティン・ウーデゴーと共に中盤を支えている。

今季のミランは2列目から前が充実しただけに、やや不安のある3列目とCBの補強も進めることができれば、万全の体制でシーズンを送ることができる。ミランが今夏に使える資金はもうあまりなさそうだが、ベルゲとの契約を成立させることはできるのか。

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