「安全にプレイしすぎた」と英紙からは批判の声 “1億ポンド男”グリーリッシュのシティ2年目はどうなる?

マンチェスター・シティでプレイするジャック・グリーリッシュ photo/Getty images

勝負の年だ

マンチェスター・シティで2年目を迎えたジャック・グリーリッシュだが、今季も難しいシーズンを過ごす可能性がある。

昨季の夏の移籍市場で1億ポンドの高額な移籍金でシティにやってきたグリーリッシュ。背番号は10と好待遇であり、昨シーズンのリーグ戦では3ゴール3アシストを記録している。やはり移籍金が1億ポンドともなると批判は多い。とくに目に見える数字を根拠にされることが多く、3ゴール3アシストは物足りなかったか。

そんなグリーリッシュはリヴァプールとのコミュニティシールドに左ウイングとして出場している。しかしこれといった活躍は見せられず58分にベンチに下がった。英『90min』は試合後にこの1戦での選手のパフォーマンスを採点しており、グリーリッシュは下から2番目となる5点の低い評価が下されている。「安全にプレイしすぎた」とのコメントが寄せられており、ボールロストを怖がっているのか。

実際にインパクトは足りなかった。ボールを持ってキープはするが、決定的なチャンスは作れておらず、グリーリッシュの代わりとしてピッチに立ったフィル・フォーデンの存在感を比べると劣ってしまう。

フォーデンとの差はプレイのバリエーションの数だろう。フォーデンは足元だけでなくスペースで受けることもでき、そこからはドリブル突破や高精度のクロス、シュートと選択肢が豊富だ。対峙するDFとしては厄介であり、防ぎきれない。しかしグリーリッシュといえば左サイドにポジションを取り足元で受ける場合が多く、そこからの選択肢は非常に少ない。アスリート能力がそこまで高い選手ではなくドリブルでの突破は見込めず、横パスやバックパスに終始してしまう。しかもシティは相手を押し込んで戦うため、スペースがなくなる。なおさらグリーリッシュとしては攻め手がなくなってしまう。

また左サイドバックとして先発したジョアン・カンセロとの相性の悪さも気になる。カンセロもグリーリッシュも中に切れ込むタイプであり、プレイエリアが被る。プレシーズンマッチでのバイエルン・ミュンヘン戦では利き足が左で外のレーンを使うジョシュ・ウィルソン・エスブランドが先発しており、グリーリッシュとは相性が良さそうに見えた。ウィルソン・エスブランドは今季起用回数が増える若手だが、メインターゲットとして報道されているマルク・ククレジャともグリーリッシュは相性が良さそうだ。が、ククレジャから撤退したとの報道もあり、グリーリッシュの苦悩は続くか。

現状のタスクであればヴィラ時代のように輝くのは難しいかもしれないグリーリッシュ。まだシーズンは始まったばかりだが、今季は昨季を超える数字を残すことはできるのだろうか。

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