勝負の“プレミア3年目”はどうなる スターリング加入で気になるドイツの快速FWヴェルナーの立ち位置

チェルシーでは思うような成績残せていないヴェルナー photo/Getty Images

W杯へ日本も気になるヴェルナーの状況

マンチェスター・シティからFWラヒーム・スターリングが加入したチェルシーは、前線をどう構成していく考えだろうか。

今夏はFWロメル・ルカクをレンタルでインテルへ手放しており、センターフォワードの層は薄い。ここはさらに手を加える可能性があるが、独『Sport1』が注目するのはドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの状況だ。

ヴェルナーはセンターフォワードにも入れるが、左のウイングも担当するなど起用法は複数ある。スターリングは左サイドを主戦場としており、ヴェルナーとはポジションが被ってくるかもしれない。
さらにウイングでは今夏の退団も検討しているとされるクリスティアン・プリシッチ、ハキム・ツィエク、最前線には同じドイツ代表のカイ・ハフェルツも入れる。

ヴェルナーといえばブンデスリーガで見事な活躍を披露していたが、チェルシーへ移籍してからの2シーズンは納得いく成績を残せていない。ブンデスリーガ時代は174分に1ゴールのペースでネットを揺らしていたのに、チェルシーでは2倍以上となる389分に1ゴールにペースが落ちているのだ。新加入のスターリングがライバルとなり、さらに出番が減少するようなことになればドイツ代表にとって不安材料となる。

ドイツは今年のワールドカップ・カタール大会で日本代表が初戦で対戦する相手で、ヴェルナーは代表メンバーだ。ハフェルツを含めチェルシーでの状況をドイツサッカー界も気にかけているだろうが、スターリング加入はプラスに働くのか。プレミア3年目を迎えるヴェルナーにとっては試練だ。

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