ファジョーリやロヴェッラだけじゃない ユヴェントスの次世代を担う18歳・ミレッティに刮目せよ

ヴェネツィア戦ではポジティブなパフォーマンスを披露したミレッティ photo/Getty Images

ヴェネツィア戦で先発デビュー

数年後にはユヴェントスの中盤を司る存在となるのだろうか。次世代を担う中盤のヤングタレントといえばニコロ・ファジョーリ(21)やニコロ・ロヴェッラ(20)といった優秀な人材が控えているビアンコネリだが、同クラブでは彼ら以外にもまた楽しみな逸材が頭角を現している。

その逸材とは、今季主にU-23カテゴリでプレイしているMFファビオ・ミレッティ(18)だ。同選手は3月20日に行われたサレルニターナ戦でセリエAデビューを果たすと、現地時間1日の第35節ヴェネツィア戦では初のスタメン起用。中盤の一角として起用されると、79分間のプレイでそつなく任されたタスクを遂行することに成功した。

「まるでベテランのようにプレイした」。試合後にマッシミリアーノ・アッレグリ監督が残したコメントを見ても、その内容がいかにポジティブなものだったかは伝わってくる。非常に落ち着いて味方のパスワークに溶け込み、充実した時間を送ったミレッティ。そんな彼の姿に、将来の成功を確信したファンも少なくなかったことだろう。まだブレイクまでへの道のりは遠いかもしれないが、楽しみな逸材が出てきたことは間違いない。来季レンタル移籍で経験を積むこととなれば、ミレッティはユヴェントスにとってさらに面白い存在となれるかもしれない。
「このヴェネツィア戦でミレッティは自身の才能を証明した。今日のようなプレイを継続できるのであれば、彼に用意されるであろう来季のレンタル先の選択肢は豊富になるだろう。まだ来季ユヴェントスでシーズン通して勝負するのは難しいだろうが、彼は今後数年で大きな成長を遂げる可能性があることを示してくれた」

そして、そんなミレッティに関しては伊『TuttoSport』もこのような見解を示している。まだ大きな期待をかけすぎるのも良くないが、ユヴェントスに出てきた新世代の才能。ファジョーリやロヴェッラも楽しみな若手だが、ビアンコネリにはその下の世代にも魅力的な原石が控えている。

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