5大リーグで見たかった怪物No.1? 今年も“15ゴール”と止まらぬフッキにあったプレミア移籍案

アトレチコ・ミネイロで活躍するフッキ photo/Getty Images

アジア、南米、欧州など幅広く活躍してきた

ブラジルへ戻ってからの活躍ぶりを見ると、やはりFWフッキは欧州5大リーグで見たかった。

フッキはコンサドーレ札幌や東京ヴェルディなどJの舞台で結果を残し、そこからポルトガルのポルト、ロシアのゼニト、中国の上海上港、そして現在所属する母国ブラジルのアトレチコ・ミネイロと渡り歩いているのだが、英『The Sun』によればアトレチコ・ミネイロへ戻る前にイングランドのトッテナムと接触する機会があったという。

フッキのことを当時トッテナムを指揮していたジョゼ・モウリーニョが好んでおり、フッキも前向きだった。しかしイングランドでプレイするための労働ビザをゲットできず、この話はそこで終わってしまった。
フッキは35歳とベテランになったが、昨年にはブラジル国内リーグでMVPと得点王を獲得。その勢いは今季も変わらず、4月30日に行われたゴイアスEC戦でも得点を記録するなど、ここまで開幕から全コンペティション合わせて15試合で15得点2アシストの数字を残している。今の活躍ぶりならば今年のワールドカップ・カタール大会にセレソンの一員として参戦することも不可能ではないはず。

東京ヴェルディでは56試合で45ゴール1アシスト、ポルトでは169試合で77ゴール63アシスト、ゼニトでは148試合で76ゴール60アシスト、上海上港では145試合で76ゴール54アシスト、そして現在のアトレチコ・ミネイロでは82試合で51ゴール15アシストと、フッキはどのクラブでも驚異的な数字を残してきた。

その実力は5大リーグにふさわしいものだったが、タイミングもあって成立しなかった印象だ。当時のトッテナムに参加していれば面白いものが見られたはずで、現役選手の中では5大リーグに挑戦してほしかった選手No.1と言っていいだろう。

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