広島でJ1優勝も経験した男が長く活躍する要因は 34歳でも衰え知らずの1得点1アシスト

柏の運動量は広島の武器だ photo/Getty Images

柏の活躍で清水に勝ち点1を獲得

J1第10節でサンフレッチェ広島と清水エスパルスが対戦し、2-2のドローに終わった。今試合で1ゴール1アシストの活躍を見せた柏好文は、献身的なプレイでチームに貢献している。

[3-4–2-1]の左ウイングバックで先発出場した柏は、前半から積極的に攻守に奔走してチームに貢献。68分には正確なクロスから森島司のゴールをアシストすると、再びリードを許した80分、CKのチャンスでGKの前に飛び込むと、佐々木翔のシュートのこぼれ球に詰めて今季初ゴールを記録した。

柏は大雨の中での難しい展開でも関係なく「いつも自分たちのやろうとしてること」を行ったと試合後のインタビューで応えた。それは「速いパスをつないで、足元だけではなく、つなぐ中で背後をしっかり狙う、幅をしっかり取る」形であり、柏のアシストとなった左サイドからのクロスに合わせ、相手の背後をとってフリーとなった森島司のゴールにもいえるところだろう。
またチームに貴重な勝ち点1をもたらした柏は、今年の7月で35歳となるが、豊富な運動量や献身性で衰えを見せないアタッカーだ。その結果は数字にも表れており、今試合での総走行距離は「11.407km」と、ルーキーの満田誠に次ぐチーム2番目の成績を誇っている。年齢関係なく見せるスタミナこそが、柏が広島でJ1優勝を経験し、長く活躍を続ける要因なのだ(データはJリーグ公式より)。

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