カソルラ、アイェウがいるのに勝てぬ…… “2年連続無敗優勝”アル・サッドがまたACLで散る

アル・サッドでプレイするカソルラ photo/Getty Images

優勝も狙える戦力かと思われたが……

今年のアジアチャンピオンズリーグでも優勝候補の一角に挙げられていたのだが、カタール王者アル・サッドがまさかのグループステージ敗退だ。

アル・サッドといえば2020-21、今季と2シーズン続けて無敗でカタール国内リーグを制している絶対王者で、元スペイン代表MFサンティ・カソルラ、ガーナ代表FWアンドレ・アイェウ、カタール代表FWアクラム・アフィーフなど実力者を擁するクラブだ。

しかし、先日行われたACLグループステージ第5節ではウズベキスタンのナセフ・カルシに1-3で敗北。これでアル・サッドは1勝1分3敗となってしまい、勝ち点4はグループ最下位。最終節を残してグループ敗退となってしまい、あまりにも呆気ないカタール王者の終わりだ。
同じカタール勢では、柏レイソルでも活躍したFWマイケル・オルンガの所属するアル・ドゥハイルが4勝1敗でグループDの首位を確保し、決勝トーナメント進出を決めている。

アル・ドゥハイルにはトッテナムでプレイしていたベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトも加わっており、前線では助っ人のエジミウソン・ジュニオールが早くも6得点と爆発している。国内ではアル・サッドが圧倒的だったが、ACLの舞台では逆の立場となっている。

またカタールからは元フランス代表MFスティーブン・エンゾンジ、アルジェリア代表FWヤシン・ブラヒミ、コートジボワール代表FWヨアン・ボリら擁するアル・ラーヤンもグループAで勝ち点10を稼いで2位につけており、2位からのグループ突破の可能性を残す。

この流れにアル・サッドが乗れなかったのはどこか寂しく、2シーズン連続で無敗優勝を成し遂げていただけにサポーターのショックも大きいだろう。カソルラを決勝トーナメントで見たいと考えていた人も多いはずで、グループステージから思わぬ波乱だ。

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