セリエAで記録した9ゴール9アシストをアトレティコ・マドリードで 残留の意思を示したデ・パウルへの期待

アトレティコでプレイするデ・パウル photo/Getty Images

今季は実力をフルに発揮できなかったデ・パウル

チャンピオンズリーグ準々決勝のマンチェスター・シティ戦で[5-5-0]のフォーメーションを見せて話題となったアトレティコ・マドリード。この試合にも出場したアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルにインテル移籍の噂が流れている。

今季リーグ戦31試合に出場にしているデ・パウルだが、うち10回は途中出場。完全にスタメンに定着できているわけではない。チャンピオンズリーグでも準々決勝シティ戦は1stレグ、2ndレグのどちらも途中出場。ベスト16のマンチェスター・ユナイテッド戦は2ndレグで先発出場したものの、1stレグでは出場機会が訪れなかった。

ウディネーゼ時代はセリエA屈指のパサーとして活躍していたデ・パウル。主に[3-5-1-1]の中盤で出場し、2020-21シーズンはリーグ戦9ゴール9アシストを記録。アトレティコ・マドリードに移籍後もポジション自体は大きく変わらなかったものの、今シーズンはリーグで1ゴール1アシストとゴールに直接関与する機会が減った。

この状況を考えると、慣れ親しんだセリエAに戻ることができるインテル移籍はデ・パウルにとっても現実的な選択肢となりそうだ。しかしスペイン『AS』によれば、デ・パウルはイタリア人ジャーナリストであるマッテオ・モレット氏によるSNSの投稿に反応。

「アトレティコとデ・パウルの間には少しも問題はない。デ・パウルはアトレティコに留まりたいと考えている。クラブもこの選手を売却するつもりはない」

この投稿にハートマークの絵文字をつけて引用したデ・パウル。インテル移籍の噂を暗に否定し、来季もアトレティコ・マドリードに残ることを示唆した。

移籍時に期待されたほどの数字は残せなかったものの、守備面でしっかりとチームに貢献したデ・パウル。このまま守備のクオリティは保ちつつ、来季はよりゴールに直結する動きを増やしたいところ。ウディネーゼ時代の9ゴール9アシストに並ぶような活躍が見せられれば、チームの成績もより伸びていくはずだ(データは『SofaScore』より)。


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