シティがデクラン・ライスに興味もロドリとの共存はどうする…… 選手のプレイエリアを広げてきた名将ペップの手腕

デクラン・ライスにはマンチェスター・シティも関心を寄せているようだ photo/Getty images

ハーランドとの両取りもあるのか

来夏の移籍市場で超人気銘柄となりそうなウェストハムのデクラン・ライスだが、チームからの契約延長の打診を拒んだようだ。英『Sky Sports』によればライスは移籍に前向きであり、今夏、もしくは来夏での移籍を考えているという。獲得するメガクラブからすればこれは朗報であり、以前から噂されているマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーはこれからどう動くのか楽しみだ。

そんな争奪戦にプレミア王者であるマンチェスター・シティも参加すると英『Daily Mail』が報じている。シティはアンカーを務めるフェルナンジーニョの今季での退団が発表されており、来夏の移籍市場で中盤の獲得がほぼ必須となっている。獲得候補としてはスポルティングCPのマテウス・ヌネスが候補に挙がっており、そちらに行くのかと思われたが、ライスを獲得する未来があるようだ。

気になるのは財政的な余裕だが、英紙によれば問題にはならないという。昨季ジャック・グリーリッシュを1億ポンドでアストン・ヴィラから獲得したが、フェラン・トーレス、ジャック・ハリソン、アンヘリーニョを売却したことで、過去12カ月の純支出はわずか3700万ポンドまで抑えられたという。さらに今夏の移籍市場ではガブリエウ・ジェズス、ラヒーム・スターリングらが放出候補とされており、トップチーム以外ではヤンヘル・エレーラ、板倉滉が売却されるだろうと英『manchester evening news』が報じている。彼ら以外にもペドロ・ポロやテイラー・ハーウッド・ベリスらも売却する可能性があるとの話もあり、満額を補うことは無理でも、少額なら移籍金をカバーすることはできる。また、昨季プレミアを制した賞金がある。正確な金額は分からないが、参考金額としてはリヴァプールが19-20シーズンに優勝した際の賞金は243億円だったと英『The Times』が伝えている。

もし獲得となっても、ロドリとポジションが被ることになる。これはどちらかをベンチに座らせることになり非常に勿体ないが、ライスをアンカー以外のポジション、例えばインサイドハーフで起用するという案があるのかもしれない。

ライスはセンターバック経験者で、特に守備能力に長けているが、パスセンスに加えて推進力のあるドリブルにミドルレンジからの正確なシュートとプレイのバリエーションが豊富な選手だ。賢く技術があり、オールラウンダーとしての一面も持つ。名将ジョゼップ・グアルディオラ監督にかかればプレイエリアを増やすのもたやすいか。実際にウイングだったベルナルド・シウバを中盤でプレイさせ、世界的なインサイドハーフに成長させている。インサイドハーフでなくともシーズンは長く、ロドリとライスの併用が基本となるか。

アーリング・ハーランドに加えてデクラン・ライスと来夏の人気銘柄の2人を一斉に獲得しようと考えているシティ。これができればすごいことだが、今後の動向に注目だ。

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