21歳でのサウジアラビア行きに後悔はなし FCポルトの選手として欧州へ戻ってきた若きスペイン人MFの思い「当時は最良な決断だった」

FCポルトに加わったガブリ・ベイガ photo/Getty Images

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セルタから欧州トップクラブへのステップアップもあり得たが……

サウジアラビアのアル・アハリでのプレイを経て、今夏ポルトガルの名門FCポルトへと渡った23歳のスペイン人MFガブリ・ベイガ。若くしてサウジアラビアへ向かった判断に疑問の声もあったが、本人はどう考えているのだろうか。

ベイガはスペインのセルタでブレイクした攻撃的MFで、2022-23シーズンにはラ・リーガで11ゴール4アシストの数字を残した。185cmとサイズもあり、世代別スペイン代表でも中心的な選手だった。2023年には欧州複数クラブからの関心も噂されたが、ベイガは驚きのサウジアラビア行きを選択。アル・アハリで1年半を過ごすことになり、この間話題に挙がる機会はかなり減った。

今夏にはポルトの選手として欧州へ戻ってきたが、本人は当時のサウジアラビア行きが最良の決断だったと振り返っている。
「ポルトに初めて足を踏み入れた日から、クラブの素晴らしさを実感しているよ。2023年当時の僕にとって、(サウジアラビア行きは)最良の決断だった。決して後悔はしていない。そして現在はサッカーの観点から、自分にとって何がベストなのかを選んだ」(『MARCA』より)。

世代別代表での経験もあるため、あのまま欧州でプレイを続けていれば今頃スペインA代表にも選ばれていたかもしれない。今季ポルトでは開幕から1ゴール4アシストの成績を残しているが、まだA代表から声はかかっていない。

このことについてベイガは「代表のレベルは信じられないほど高いし、ビッグクラブでプレイしている選手ばかりだ。僕にはまだまだ道のりが長いよ」とコメントしている。

代表キャリアにおいてサウジアラビア行きはプラスにならず、まずはポルトからアピールしていくしかない。2026W杯参戦は難しそうだが、今後のアピール次第ではEURO2028のメンバー候補には入ってくるかもしれない。

セルタで見せていた才能は本物だっただけに、23歳の年齢的にもこのまま終わってほしくない選手だ。

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