“ロストフの悲劇”を彷彿とさせる0-2から3-2の大逆転負け スクデット争いから脱落した3位ナポリの大失態

厳しい表情のインシーニェ photo/Getty Images

1位ミラン、2位インテルが勝利するなか、3位ナポリは敗戦

24日、セリエAの第34節が行われ、現在3位に位置するナポリがアウェイでエンポリと対戦。3-2で敗れ、ナポリにとってはスクデットが遠のく形となってしまった。

前半終了間際にドリース・メルテンスがゴールを決め、ナポリが1点をリードして折り返したこの試合。後半開始早々にはロレンツォ・インシーニェのゴールでナポリが2点をリードした。

あとは2点を守り切るだけだったが、後半35分にエンポリが1点を返す。その3分後にはナポリのゴールキーパー、アレックス・メレトがもたついた隙を見逃さず、アンドレア・ピナモンティがメレトにプレッシャーをかけた。慌てたメレトはボールを蹴ったが、それをピナモンティはブロック。ボールはそのままゴールに跳ね返り、エンポリが同点に追いついた。さらにその4分後にはエンポリがカウンターから右サイドに展開。クロスに合わせたピナモンティが再びのゴールを決め、ナポリはまさかの大逆転負けを喫した。

この結果により、ナポリは今節勝利をあげた1位ミラン、2位インテルから勝ち点を離されてしまった。伊『calciomercato』は「スクデットに別れを告げる7分間の狂気」とナポリの劇的な逆転負けを表現している。

0-2でリードしていながら、3点を返されたこの試合。日本人なら“ロストフの悲劇”を思い出す人も多いのではないだろうか。2018年ロシアワールドカップでの出来事だ。グループステージを突破し、決勝トーナメント1回戦に進んだ日本代表はベルギーと対戦。強豪相手に2点を先制しながらもあっという間に追いつかれ、後半アディショナルタイムにはとうとう逆転されてしまった。

ナポリにも日本代表に言えることだが、2-0が危険なスコアだというのは選手たちも重々承知していたはず。どうしてこうも2点のリードを守りきるのは難しいのだろうか。ナポリがこの敗戦のショックから心を切り替えることができなければ、チャンピオンズリーグ出場権がかかる4位以内でのフィニッシュにも暗雲がたちこめてしまうだろう。

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