ジェズス、ガビゴル、フィルミーノ、あるいは怪物フッキも 《セレソン1番手CF》は誰だ

ジェズスも得点力は高い選手 photo/Getty Images

今年のW杯でスタメンを勝ち取るのは

今年のワールドカップ・カタール大会へブラジル代表は誰をセンターフォワードに据えるのだろうか。2022年に入ってからのアピール合戦はなかなか興味深い。

欧州組では、やはりマンチェスター・シティFWガブリエウ・ジェズスとリヴァプールFWロベルト・フィルミーノだ。

ジェズスはマンCでなかなか出番が増えないところがあったが、先日のワトフォード戦では4ゴールと大爆発。十分にカタール大会のセンターフォワード候補と言える。
フィルミーノは経験も豊富で、周囲のアタッカーを活かす術に長けている。今季チャンピオンズリーグでは5得点を奪っており、こちらも2022年は悪くないスタートだ。万能FWとしてはセレソンメンバーに入れておきたい。

国内ではガビゴルが止まらない photo/Getty Images

ブラジル国内に目を向けると、ガビゴルことフラメンゴFWガブリエウ・バルボサが好調を維持している。昨年は全コンペティション合わせて29ゴールを奪っていたが、今年に入ってからも18試合で12ゴールを奪っている。欧州では結果を出せなかったが、ブラジルに戻ってからの数字は圧巻だ。得点力ではジェズスやフィルミーノにも負けていない。

さらにもう1人、サプライズ的なオプションとしてアトレチコ・ミネイロ所属の35歳FWフッキも面白いか。大ベテランではあるものの、昨年は国内リーグで得点王とMVPを獲得。そのパワーは相変わらずで、ワールドカップに出場してくるDFたちもフッキのパワーには手を焼くに違いない。スタメンは難しくとも、スーパーサブ枠で招集するのも面白い。今年に入ってからも13試合で13ゴールと躍動中だ。

まだセレソンでの実績はないが、今冬にスイスのバーゼルからイタリアのフィオレンティーナにやってきた23歳の大型FWアルトゥール・カブラルも以前に招集は受けている。セリエAでのパフォーマンス次第では候補に入ってくるはずで、ジェズスやフィルミーノよりもセンターフォワードらしい選手だ。

現在のブラジル代表では2列目のネイマールが主役となるはずで、センターフォワードには2列目の選手を活かす能力が求められる。それぞれタイプが異なるため1番手を決めるのが難しいが、欧州組か国内組か代表監督チッチは誰を1番手に据えてくるだろうか。

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