オリギ投入で見えた明確な意図とは リヴァプールの先制点につながるクロップの“力技”

ダービーでの采配が光ったクロップ photo/Getty Images

ロバートソンが先制点を決める

リヴァプールはプレミアリーグ第34節でエヴァートンと対戦。前半は相手の守備を崩し切れずにスコアレスで折り返したが、後半に2ゴールを決めて勝利した。ゴールを生み出したのは、ユルゲン・クロップ監督の采配が大きかった。

前半圧倒的にボールを保持するもののシュートまでいけず。0-0で折り返し、後半もリヴァプールが苦戦するかに思われた。しかしクロップ監督が均衡を破る一手を加える。それがディボック・オリギの投入だ。

60分にオリギとルイス・ディアスを2枚入れ替えたリヴァプール。FW同士の交代かと思われたが、下がることとなったのはナビ・ケイタだった。中盤の枚数を1枚削り攻撃の枚数を増やしたクロップ監督は、オリギを最前線に置き、ディオゴ・ジョタをトップ下とする[4-2-3-1]で攻勢を強めた。

強度高く中央を固めるエヴァートンに対し、フィジカルに特長があるオリギがその強さを活かして侵入していく。アバウトなロングボールもオリギが収めることができ、通らなかった前線の中央へとボールを通すように工夫を施した。

すると、すぐに結果が出る。62分モハメド・サラーが右サイドで仕掛け、ポケットに侵入したオリギとのパス交換からクロスを上げると、逆サイドで待っていたアンドリュー・ロバートソンがゴールネットを揺らし先制した。オリギを入れたことにより、パワーで中央に穴を空けてボールを通させるクロップ監督の文字通り“力技”が奏功し、リヴァプールが貴重な先制点を奪った。

その後は落ち着いてボールを運び、追加点を決めて試合を優位に運んで行ったリヴァプール。指揮官が見せた勝ち点3へとつながる采配が、首位のマンチェスター・シティ追走に繋がったのだ。

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