2022年に“8アシスト”と急激ペースアップ ついにメッシは仏でも超人モードに入った

今季よりPSGでプレイするメッシ photo/Getty Images

リーグ・アンのペースにも慣れてきたか

2022年はリオネル・メッシにとって勝負の年だ。年齢的に今年のカタール大会が最後のワールドカップになる可能性があり、アルゼンチン全体が今大会に賭けている。

そのためにも、メッシには所属するパリ・サンジェルマンで良い感触を掴んだ状態で代表へ合流してもらう必要がある。今季より挑戦したパリ・サンジェルマンではその部分が不安視されていたのだが、徐々に問題は解消されてきたのではないか。

得点数はそこまで増えていないが、メッシは2022年に入ってからアシスト数を急激に伸ばしている。今季リーグ戦でのアシスト数はリーグ2位となる13アシストとなっているが、そのうち8アシストは今年に入ってから決めたものだ。
また、2月のリール戦、4月のロリアン戦では得点も1点ずつ決めている。リーグ戦に限れば、今年に入ってから得点もアシストも記録できなかったゲームは2つしかない。徐々にリーグ・アンのリズムやパリのチームスタイルにも馴染んできている証ではないか。

この活躍には英『Planet Football』も「超人モード」と評しており、2022年のスタートは悪くない。

代表の方では、3月に行われたベネズエラ代表との南米予選でもキャプテンマークを巻いて得点を奪っている。バルセロナ時代の輝きとは比較しづらいが、今季前半戦より良くなっているのは明らか。この状態をワールドカップ本番まで維持出来れば、本大会にも悪くない感覚で臨めるはずだ。

代表では通算160試合に出場して81ゴール。これは両方ともアルゼンチン代表歴代トップの数字であり、歴代得点ランク2位のガブリエウ・バティストゥータとは27点もの差がついている。

故ディエゴ・マラドーナ氏が引っ張ったチームがワールドカップのトロフィーを掲げた1986年大会より、36年。再び世界の頂点に立つには、やはりメッシの力が必要だ。まだ100%とは言えないのかもしれないが、アルゼンチンのサッカーファンはこのままメッシにパリでコンディションを上げていってほしいと願っていることだろう。

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