ウーデゴーと分かれたテクニシャンの運命 レアルに戻っても“75分”しかプレイできず

レアルでは出番増えぬセバージョス photo/Getty Images

怪我も含め良いシーズンにはなっていない

レアル・マドリードで若手が出番を掴むのは難しい。現在アーセナルで活躍するMFマルティン・ウーデゴーのように、出場機会確保へ他クラブに移籍した方が良いケースもあるだろう。ウーデゴーは昨夏にアーセナルへ完全移籍しており、この判断は当たっている。

一方、レアルに留まった者は苦戦が続いている。25歳のMFダニ・セバージョスである。

今季前半戦を怪我で棒に振ったこともあるが、セバージョスは今季レアルで75分間しかプレイできていない。セバージョスも2019-20シーズンより合計2年間アーセナルにレンタル移籍し、昨季後半戦ではウーデゴーともアーセナルで一緒にプレイした。
結局ウーデゴーはアーセナルへ完全移籍し、セバージョスはレアルに戻ることになったわけだが、ここまで良い方向へ進んでいるのは明らかにウーデゴーの方だ。セバージョスはレアルと2023年まで契約を結んでいるが、スペイン『as』も現状では契約の延長は厳しいと見ている。

古巣レアル・ベティスへの復帰案を含め、そろそろ中堅世代に入ったセバージョスも出場機会を確保できるクラブへ行くべきだろう。スペイン代表でもプレイはしているものの、これだけプレイタイムが少なければ今年のワールドカップ・カタール大会への切符を掴むのも難しい。

ベティスから出てきた際には高いテクニックを持つ天才肌のプレイヤーと期待されたが、やはりレアルの中盤はライバルの質が高すぎた。レアルへのステップアップは成功とはなっていない。

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