“メッシ時代”の後をどうする アルゼンチン代表で未来のエース探しは始まっている

メッシは長くアルゼンチン代表を引っ張ってきた photo/Getty Images

残りの南米予選で若手をテストできる

アルゼンチン代表はFWリオネル・メッシ引退後にどうチームを再構築していくのだろうか。すでにメッシは34歳を迎えており、これからは世代交代を睨んだ代表強化が必要になる。

今月6日には、3月末に行われるベネズエラ、エクアドルとのワールドカップ・カタール大会南米予選に向けた代表候補メンバーが発表されているが、代表監督リオネル・スカローニはそこに若手をかなり多く招集している。

ラツィオのルカ・ロメロもその1人 photo/Getty Images

アルゼンチンらしい楽しみな若手アタッカーが出てきている

例えばラツィオ所属の17歳ルカ・ロメロだ。マジョルカでは久保建英と共闘した時期もあり、当時からNewメッシ候補と期待されていた165cmの小柄なテクニシャンだ。まだ完成には遠いが、一応今季もセリエAのゲームを3試合経験している。

さらには攻撃的MFから最前線までこなすインテル所属の17歳MFバレンティン・カルボーニ、同じく攻撃的MFでビジャレアルの下部組織で育っている18歳のMFティアゴ・ヘラルニク、マンチェスター・ユナイテッドのU-23カテゴリーでプレイする17歳のFWアレハンドロ・ガルナチョといった面子が候補メンバーに名を連ねている。

メッシの代わりを務められる人物は見つからないだろうが、チーム全体でメッシの穴を埋めていかなければならない。もちろんMLSへ向かった20歳のティアゴ・アルマダ、マンチェスター・シティと契約を結んだ22歳FWフリアン・アルバレスなど、すでに代表招集を受けてきた面々もメッシ時代の後を担う逸材だ。

すでにアルゼンチンはカタール大会出場を決めているため、南米予選残り2試合は消化試合となる。メッシに休養を与えつつ、若手にチャンスを与えるには絶好の機会と言える。強いアルゼンチンを維持していけるのか、2026年へ向けたチャレンジはもう始まっている。

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