アトレティコやリヴァプールも見つめる《デュエルマスター》 ザルツブルクで有望株はまた育つ

今夏ビッグクラブ行きの可能性が噂されているカマラ photo/Getty Images

地上戦勝率は驚異の“67.92%”

FWアーリング・ハーランド(現ドルトムント)や昨夏レスター・シティへと移籍したFWパトソン・ダカをはじめ、近年有望な若手プレイヤーを欧州4大リーグのクラブへ多数輩出しているRBザルツブルク。そんな同クラブから、またもトップレベルのリーグへと羽ばたいていくヤングプレイヤーが出現するのだろうか。オーストリアの強豪には再び今後のステップアップに注目したい選手が出てきている。

その選手とはマリ代表MFモハメド・カマラ(22)だ。2019年にセカンドチームのリーフェリングからザルツブルクに加入してからというもの、メキメキと実力をつけて今や各方面から注目を浴びるようになった同選手。今季も豊富な運動量とデュエルの強さを前面に押し出しつつ、ここまで公式戦26試合に出場している。ザルツブルクの中盤では不動の存在と言ってよく、先月行われたチャンピオンズリーグのバイエルン戦でも印象的なパフォーマンスを披露してみせた。

そんなカマラに関しては、夏のマーケットでアトレティコ・マドリードやリヴァプール、アーセナル、ドルトムントといったクラブが確保に乗り出すようだ。オーストリア『Salzburger Nachrichten』によると、なかでも獲得に熱心とされるのはアトレティコで、彼のアグレッシブな守備スタイルをディエゴ・シメオネ監督も高く評価しているという。
豊富な運動量でピッチ上の広い範囲をカバーできるカマラ。21-22シーズンはここまでリーグトップとなる地上戦勝率67.92%(159回中108回勝利)を記録するなど、その対人性能はもはやオーストリアの枠に収まらないレベルに到達しているか。バイエルン戦で証明したように、そのクオリティは4大リーグでも十分に通用するはずだ。

複数の強豪から関心を寄せられているカマラだが、はたして彼は来季どこでプレイするのだろうか。球際の攻防に強いザルツブルクの新鋭MFからは今後も目が離せない。

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