久保建英はB・ディアスを超えているのか レアルの“レンタル組No.1成功者”は誰だ

ミランにレンタル移籍しているB・ディアスをどう評価する photo/Getty Images

ディアスの場合はレアルでの起用法が悩ましい

現在レアル・マドリードからマジョルカにレンタル移籍している日本代表MF久保建英は、来季所属元のレアルへ戻れるのではないか。最近はそんな話題も出ているが、レアルからのレンタル組で1番期待できるアタッカーは久保なのだろうか。

レアル専門メディア『The Real Champs』は、今季のレンタル組で1番成功している選手にMFブラヒム・ディアスの名前を挙げている。22歳のディアスは2020年よりイタリア・ミランにレンタル移籍しており、レンタル契約は2023年夏までとなっている。

ディアスがチャンスメイカーとして成長しているのは確かで、ミランでは今季リーグ戦で3得点3アシストと一定の結果は残せている。優勝争いに加えてチャンピオンズリーグの戦いも経験できており、この2年間は充実の時間になっていると言えよう。
しかし、ややフォームに波がある。まだまだ好不調の差が激しく、安定感に欠けるところはマイナスポイントか。また、ディアスの場合はレアルでフィットするポジションがあるかどうかが問題だ。ミランでは主にトップ下を担っているが、[4-3-3]をベースとする現在のレアルにそのポジションはない。

両足を起用に使うテクニシャンのディアスならば右ウイング、左ウイングもこなせるが、いずれにしてもレアルのウイングは激戦区だ。ディアスがウイングの位置でも抜群の輝きを放つかは未知数なところもあり、そこは右サイドで継続的にプレイしてきた久保の方が計算しやすいか。

同メディアはレンタル組成功ランキングで第2位にフィオレンティーナにレンタル移籍している右サイドバックのアルバロ・オドリオソラを挙げ、久保を第3位に選んでいる。ディアスの方が評価は上となっているわけだが、それでもレアルに合うかどうかでは久保もディアスに負けていないだろう。ディアスの才能をレアルで活かせないとすれば少々残念ではあるが、今のレアルでは使いづらいか。

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