勝利につながるオウンゴールを誘発した
ウルブズに2-1で勝利し、シーズンダブルを達成したアーセナル。現在は5位とCL出場権が獲得できる4位もすぐそこまで来ており、いまの調子を継続できれば問題なく4位以内で終わることができるだろう。
そんなアーセナルだが、やはり気になるのはストライカー問題だ。現状トップチームに所属しているアレクサンドル・ラカゼットとエディ・エンケティアは今季で契約が満了になる。しかし、来季欧州のコンペティションを戦うとなれば信頼できるストライカーは最低でも2人は欲しい。しかし、ラカゼット、エンケティア両名を放出することになれば、来夏の移籍市場次第で22-23シーズンが難しくなってしまう。
期待したいのはラカゼットの契約延長だ。今季はプレミアで3ゴールと、13ゴールを決めた昨季と比べ落ちてしまっているが、前線での貢献度は変わらず大きい。失わないポストプレイ、終盤でも見せる激しいプレッシングなど彼の代わりを見つけるのは困難を極める。ウルブズ戦でもジョゼ・サーのオウンゴールを誘発しており、勝利の立役者となった。
英『90min』によるとラカゼットの代理人が「本人はアーセナルとの契約延長に興味がある」と話している。以前はフリーでの移籍を決断したとの報道が出ており、チームが好調となったことで意思は変わったのか。また、アルテタ監督は「彼は我々と一緒にいることを望んでいるような振る舞いでいるよ」と契約延長の自信をのぞかせている。
ラカゼットを放出することになれば最低でも2人のストライカーは欲しいアーセナル。しかし、ターゲットとなっているレアル・ソシエダのアレクサンデル・イサクやエヴァートンのドミニク・カルバート・ルーウィンらは高額な移籍金が必要であり、出費を抑えるためにもラカゼットの残留は必須事項だといえる。